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2025/09/26 |  社員ブログ

介護施設や福祉施設を建てることによる精神的満足

 土地所有者様が土地活用の一環として、介護・保育・医療等の施設を建てるメリットは、安定収入や固定資産税、相続税などの節税効果をもたらすことが一般的に知られています。しかし、上記以外にもメリットがあります。それは、「地域社会への貢献」や「資産家としてのステイタス」などの精神的な部分での「満足」が得られるという事であり、さらに言えば「老後への安心感」や「資産継承に対する安心感」といった「安心」を得られる点です。 今回は、精神的な部分の「満足」や「安心」のメリットについてフォーカスしていこうと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.地域社会への貢献と資産家としてのステイタス

 デザイン性のある介護施設や福祉施設を建てることにより、街並みの景観が変わり、今までとは違う新たなまちづくりのきっかけになります。さらに、施設運営が始まれば施設を利用される人々が集まり、施設で新たに働く人々の雇用も生まれ、施設職員の方も増えるので雇用促進にも一役買うという事にもなり、地域社会の活性化につながることで地域社会への貢献になります。社会的に弱い立場にある人々のために手を差し伸べることは、人間にとって本能的な満足を伴う行為であり、人は、自分が社会に必要とされていると感じることで、生きる意味や価値を実感します。この「貢献感」こそが、介護施設や福祉施設の建設において、精神的な報酬として非常に大きなものとなります。
 資産家としてのステイタスは、介護施設や福祉施設を建てれば需要はあるが供給が足りていない状況なので地域住民にとても喜ばれますし、社会的な意義を持ち、土地所有者様の社会的地位の向上につながります。
 このような街並みの景観が変わる、ある種の街のシンボル的な建物を建てて後世に残せるのは、土地を所有する方だけが得る事のできるステイタスなのです。

2.老後への安心感になる理由

 老後の暮らしにおいて、多くの人が最も不安に感じるのは「経済的な安定」ではないだろうか。年金制度の将来への不透明感、医療や介護にかかる費用、物価上昇による生活コストの増加など、これらの問題に対し、資産をどのように活かすかが重要な鍵となってきます。
 その中で、注目されているのが「土地活用」としての介護施設や福祉施設の建設です。自分が所有する土地に、特定の介護事業者や社会福祉法人に賃貸する形で施設を建てることで、長期的かつ安定的な家賃収入が見込めます。この収益構造こそが、老後の安心材料となる大きな理由になるのです。まず、介護施設や福祉施設は他の商業施設と比較して、入れ替わりが少なく、長期契約になる傾向になります。施設側にとっては「立地の確保」は重要課題であり、そのため、土地オーナーと介護事業者の間で締結される契約は20~30年と長期にわたるケースが多く、長期安定収入の仕組みが築かれるのです。また、こうした施設は公共性が高く、行政の支援や補助制度の対象となることも多く、一定の基準を満たせば補助金の交付を受けられるケースもあり、土地所有者様にとってもリスクを抑えながら投資ができるというメリットがあります。

3.安心感のある資産継承

 相続において、土地は「動かせない資産」であるがゆえに、活用方法に悩む人は多いと思われます。空き地や遊休地のままでは、固定資産税や維持管理の負担だけが増していきます。一方で、そこに介護施設や福祉施設を建て、賃貸事業として活用すれば、「収益を生む資産」へと変貌します。このような資産は、次世代にとって非常に価値のあるものになります。家賃収入という安定したキャッシュフローがあることで、相続税の納税資金に充てたり、生活資金の一部としても活用できるようになります。さらに、介護・福祉という社会的意義のある用途であることが、家族や子孫にとって誇りとなるでしょう。すなわち「資産を“活きた形”で継ぐという選択」になるのです。
土地を活かして、継がれるべき資産へ──。それは単なる相続ではなく、「未来に安心を届ける継承」と言えるのではないでしょうか。

4.まとめ

介護施設や福祉施設を建設する。この選択は単なる投資を超えた多面的な価値をもたらしてくれます。まず、社会的意義のある施設を自らの土地に建てることは、人の役に立っているという実感を生み、深い精神的満足をもたらす。高齢者や障がい者、そしてその家族の安心に貢献できるという「誇り」は、お金には代えがたい価値がありますが、長期的な家賃収入も得られるので、老後の経済的な安心材料にもなります。年金だけに頼らず、日々の生活資金や医療・介護費用をまかなえることは、精神的なゆとりにつながります。加えて、このような収益性のある不動産は、資産継承においても大きな強みを持ちます。ただの土地ではなく「活きた資産」として子や孫に引き継げることで、家族にとっても価値ある遺産となります。
 土地を「社会貢献」と「安心の仕組み」に変えるこの選択は、未来への贈り物とも言えると思います。