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2021/06/04 |  社員ブログ

近い将来、経理業務はなくなる?!

こんにちは、経営企画部の竹川と申します。私は、入社してから経理業務を担当しており、今年で3年目になります。最近、経理業務を行うにあたって『経理業務は将来無くなる仕事の1つである』という言葉をよく聞きます。私自身のこれからの業務にも関わってくるところであり、今後どうなるのかが気になるのと同時に、本当に経理業務が今後AIやRPA(注1)、ロボットに取られてしまい、将来無くなる仕事になるのか気になりましたので、コラムのテーマとして取り扱おうと思います。

(注1)RPA…Robotic Process Automationの略語で、AI等の人工知能の技術を備えたロボットが、人間がコンピュータ操作して行う作業を代替すること

- 目次 -
CONTENTS

1.今後、ロボットに代替されていく経理業務

オックスフォード大学のカール・フレイ博士とマイケル・オズボーン准教授により「The Future of Employment(雇用の未来)」という論文が2013年に発表されました。内容は、「IT技術の発展により、現在ある仕事の大半がAIやロボットに奪われる」というもので、大変な話題を集めました。また、その後の研究により、日本の労働人口の49%がIT技術の発展によって、雇用を脅かされる可能性があるという結果が発表されています。
まず、AIやRPAに取りかわる可能性の高い業務の共通点は、
①業務内容がシンプルである
②繰り返しが多い
この2点が共通点としてあげられます。
例えば、
・電車運転士(電車の運転業務)
近年の技術の発展とともに、ドライバーレス化や無人運転に向けた実証実験が各所で行われており、将来運転士なしで運転が可能になる
・飲食店(注文を伺う業務)
お客様のそれぞれの席に注文できるタブレットが置いてあり、そのタブレットで注文ができるお店が増えてきて、今後は店員が席に注文を取りに行く必要がなくなる
・アパレルショップ(レジ業務)
GUやユニクロなどのアパレルショップでは、お客様で会計を行うことができるセルフレジを導入しており、今後アパレルショップだけでなく様々なお店でセルフレジが導入されていくと、レジ業務を行う必要が無くなる
また、上記のAI・RPAに取りかわる可能性の高い業務の共通点は経理業務にも通じる箇所がございます
・仕訳・データの入力
簡単で膨大な作業量を反復する作業となり、ロボットの得意分野となりますので、人間の手で行うよりも、ロボットを使用した方がはるかに早く処理することができる
・請求書発行
請求書の発行はシステム化することができ、経費の精算も手で計算するのではなく、会計ソフトを用いるとすぐに答えが計算できる
このようにシンプル且つ単純な業務については、現在もすでにAI等に取りかわっているものがありますが、この傾向は今後も変わらないと思います。
そのほかにも、人間が働くと必ず発生する人件費も、ロボットの場合は最初の投資費用は必要ですが、24時間365日ずっと休まずに動いてくれるのれますので、とても便利であると言えます。
このようにAI取り交わらないと思われる職業であっても、一部は省力化され、人員が淘汰されることが考えられます。

2.本当に経理業務は無くなるの…?!

経理という仕事は10~20年後には無くなるかもしれない職業のトップであったり、様々な経理業務がAIやロボットの手で行われるようになるとのことで、近い将来経理業務は無くなるのではないかと思われるますが、AIやロボットにはできない、プログラムでは書き出すことのできない“人間にしかできない”業務もあります。
毎月発生はするが、毎月同じ内容にはならない資金繰りの管理の業務はその1つであると言えます。資金繰りは財務の担当者がいる場合は、担当者が行いますが、中小規模の会社の場合は経理は兼任していることが多いです。資金繰りは、毎月同じ金額が入金され、同じ金額が出金されているわけではなく、反復作業でもないので、AIには難しい業務となっております。また、資金繰りをもとに予算を考えていくことや売上の実績をもとに来年の予算を考えていくこともAIやロボットにはできない業務であります。期首の予想と期末の実績では、数字は異なるものになっているかと思いますし、なぜ異なることになったかの原因を探していく・考えるということはプログラム化することは不可能です。その他にも近年では、経営者がスピーディーな判断が下せるようにサポートすることも経理の仕事の役目として挙げられます。売上・原価の見積りをもとに、経営者の思い描く理想に近づけるために、新事業の展開の結果どのくらいの利益が見込めるのか計算できるのは、人間でないとできない仕事です。
このように、AIやロボットが行うと人間よりもはやく行える経理業務がたくさんありますが、人間にしか行えない業務もたくさんあります。

3.今後の経理部員にとって大切なこと

経理の未来についてお話して参りましたが、経理業務は将来完全に無くなる仕事ではないが、一部については無くなっていく業務であることが言えます。そのことを踏まえて、これからの経理は、仕訳やデータ入力等の単純な反復作業についてはAIやロボットに任せ、その後の完成したデータを元に何が原因で売上が増加・減少したのかを考える財務関係に強くなることが今後大切になってくるかと思います。この部分については、日々の経験の積み重ねによって、わかるようになってくる部分かと思いますので、私自身も毎日業務を進める中で、財務関係に強い経理部員になっていきたいと思います。