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2020/05/15 |  社員ブログ

CADソフトと私の業務

こんにちは、設計監理部の橋本と申します。豊和開発での設計職は「意匠設計」と呼ばれており、「意匠」とは工夫をめぐらすこと、美術品・工芸品・工業製品などで、装飾上の工夫などのデザインといった意味があります。私の仕事は、建築のデザインや間取りなどを計画しながら、法律に適合する建物になるよう調整や提案を繰り返し、図面作成から実際の建物が完成するまで一連の業務に携わっており、図面作成にあたってはCADというコンピュータソフトを使って作図します。今回は毎日操作しているCADと、私の業務について記事を書いてみたいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.CADの歴史

CADとは、Computer(コンピュータ) Aided(援助) Design(設計)
の略称で、コンピュータによる設計支援という意味があります。
手描きで製図を行うよりも、CADはより効率的・精密に製図が出来ます。今では普通に使われているCADによる製図がいつ頃から当たり前になったのでしょうか?CADの起源は1963年に【Sketchpad】と呼ばれるCADの歴史となるプログラムが生まれたことが始まりと言われています。【Sketchpad】が生まれたことにより、コンピュータによる製図が現実的になり、各国のメーカーから多くのCADソフトが生まれました。1980年代になると、コンピューターの性能が高くなったことから、企業にも多く普及していくこととなります。

2.私が使用しているCADについて

CADには製図する用途や目的により使用するソフトも変わります。豊和開発では、建築の設計をおこなっていますので、建築設計向きの2次元汎用CADの【Jw_cad(ジェイダブリューキャド)】と2次元製図と3次元製図機能をもった【VectorWorks(ベクターワークス)】を使用しています。【Jw_cad(ジェイダブリューキャド)】で主に平面図・立面図・断面図等を作成し、【VectorWorks(ベクターワークス)】では主にパースと呼ばれる立体的な図面を作成しています。

3.私の携わった業務で学んだこと

CADは基本操作を覚えれば、誰でも操作する事が出来ますが、建築図面として完成させるまでには、操作技術の習得を含めると相当な時間を要します。業務で作図をする際は納期にも追われるため、いかに作業効率の追求とミスを未然に防ぐかが重要です。私は入社後、木造の戸建て住宅6棟の申請図面や、大阪市旭区にある事務所の図面作成等に携わってきました。直近では、2020年7月に開設される「グループホームアクア西宮山口(写真の建物:VectorWorks(ベクターワークス)で作成)」の設計担当をさせていだだき、本格的な施設設計を初めてメインで担当をすることとなりました。この仕事では納期に追われながらも図面作成について多くの経験を積むことができました。設計段階では何度もミスを指摘されたり、思い込みで作業を進めてしまい、作業のやり直しなども多くありました。あたりまえの事ではありますが図面を細かく繰り返しチェックする事、小さな疑問でも、理解できるまで確認や相談を怠らないことが作業の効率化、ミスの未然防止につながるということに気づきました。

4.まとめ

今回は私の業務についてと、毎日操作しているCADについてご紹介させて頂きました。まだまだ未熟ではありますが、これからも業務を通じてCADの操作だけ追及するのではなく、立派な設計士を目指していきたいです。