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2021/12/17 |  社員ブログ

介護施設の建築工事について~第4部~

こんにちは。建築管理部の沖見です。
さて、今回も引き続き堺市で建築させていただきました「介護施設」の新築工事についてご紹介させていただきます。
第1部(2020年4月10日投稿) 着工~基礎工事
第2部(2020年11月6日投稿) 床組み~上棟
第3部(2021年6月1日投稿)  屋根~設備工事(仕込)
とご紹介させていただきましたが、早いもので第4部となります。もう間もなく完成に近付いてきておりますので、皆様、最後までどうか暖かい眼差しで見守ってください。

- 目次 -
CONTENTS

1.造作工事

前回ご紹介させていただいた、
設備の仕込工事とほぼ同時並行で、内部の造作工事を進めて行きました。造作工事というのは、大工さんの手で内壁や天井の下地を造っていく作業です。こちらの現場では写真のように一部LGS(軽量鉄骨)を採用しましたが、現場によってLGSのみ使用する場合、木材の下地のみを使用する場合もあります。
下地が組み終わればその上から合板を貼っていきます。この合板の上からお施主様の選定された仕上材を貼って、内装を仕上げていきます。

2.内装仕上工事(内壁・天井)

内部合板を貼り終われば、合板と合板の継ぎ目が表面に出ないようにパテと呼ばれるペースト状の塗材を塗り込んでいきます。(写真1)
その後、パテを塗りこんだ合板にクロス(壁紙)を貼り、仕上げていきます。写真2は天井のクロスを貼っている施工中の写真です。このように建物内部を丁寧にクロスを1枚1枚職人の手作業によって貼っていき内壁の仕上が完了となります。施工管理者としては、このクロスを貼るタイミングで、打合せ通りのクロスが貼られているか、クロスの仕上りに問題がないかチェックを行っていきます。
クロスは、言わば建物の内側の顔となる部分ですので、お施主様もこだわりをもって選定されます。例えば、部屋の一面だけ柄付きのクロスを貼ったり、部屋ごとにクロスを変えられる等の工夫をされたりします。お施主様のご希望に添いご満足いただけるように、この工程中は職人もより丁寧に、私たちもより慎重に管理していきます。

3.内装仕上工事(床)

第2部の「床組み」の工程の中でご紹介させていただいた「合板」の上に仕上げ材を貼っていきます。
本現場では、床の仕上材に「長尺塩ビシート(写真1) 」と「タイルカーペット(写真2)」を使用しました。
長尺塩ビシートはプラスチック系の素材で、防水性や防汚性に優れ、液状のものを床にこぼしてしまった場合もふき取りやすいというメリットがあります。弊社が施工している施設の多くではメインの床材としてこの長尺塩ビシートを採用しています。
もう1つ使用した床材の「タイルカーペット」ですが、こちらはカーペットですのでクッション性に優れており、本現場では、更衣室と事務室に採用致しました。汚れが落ちにくい点もございますが、長尺塩ビシートと比べ、歩行時の床からの衝撃を緩和したり、足裏の冷えを抑える効果もあります。また、タイルカーペットは一般的なカーペットと違い40~50㎝角の正方形のカーペットですので、万が一汚れた場合も、その部分だけを貼り替えることが可能です。
長尺塩ビシートは「木目調」や「石調」などの柄付きの仕上げ材を選定されることが多く、シートを貼る際は継目などにも気を配りながら、自然な仕上りになるように入念に打合せを行って施工していきます。また、クロスと同じように部屋ごとに床の仕上げを変える場合も多く、事前の打合せ通りに仕上げ材が貼られているか施工管理者としてもチェックしていきます。
タイルカーペットは繊維が細かい素材の為、ほつれなどがあれば目立ってしまいます。現場では一枚一枚厳しくチェックし施工していきます。

4.内装仕上工事(巾木)

床材を貼り終えれば、壁と床の取り合い部に「巾木」と呼ばれる仕上げ材を貼っていきます。この「巾木」は、壁と床の異なる二つの面を突合せた時にどうしても隙間が出来てしまうため、その隙間を隠す役割と、壁の下部は掃除機や家具がぶつかりやすいため、保護する役割を持ちます。
巾木にも様々な素材や色があり、その空間にあったベストなものを提案し、お施主様に選定していただきます。本工事では樹脂製のソフト巾木を採用しましたが、木材の巾木や、金属製の巾木もございます。
また、通常巾木の高さは4㎝や6㎝が一般的ですが、建物の用途によって車いす使用者が利用する施設では30㎝の高さがある巾木を採用する場合もあります。車いすのタイヤで壁を傷付けることを防ぐのに効果的です。
また、巾木ではなく「腰壁」という、腰のあたりまで高さのあるシートを壁に貼り、壁を守るという方法もございます。本現場でも食堂や廊下の共用部で「腰壁」を採用しました。(写真2)
この腰壁は単に壁を守だけではなく、一つの内装デザインとしての役割も果しています。

今回のご紹介はここまでです。
建物内部の仕上げについてご紹介させていただきました。
次回は、各設備の器具付や、外構工事についてご紹介させていただきます。