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2024/03/15 |  社員ブログ

職場でのコミュニケーションについて

こんにちは。経営企画部の岩村です。私は普段、新卒採用や教育など、人事業務に携わっています。そんな中、就活中の学生の方や、新社会人の方とお話する機会もあるのですが、多くの方は働く上での人間関係・職場でのコミュニケーションに不安を感じているように思います。

 

実際、会社で働くとなると様々な年齢・立場の方と関わり合うことになりますし、コミュニケーションのやり方次第で、周囲からの評価、働きやすさは大きく変わってきてしまいます。

そこで今日は、4月から新社会人となる方々に向けて、働く上で大切にしたいコミュニケーションのポイントをいくつかご紹介させて頂きます。

 

是非、職場の先輩・上司の方とのコミュニケーションの際に実践してみてください。

- 目次 -
CONTENTS

1.良質なコミュニケーションは相手の立場に立つことから

結論から言うと、良いコミュニケーションとは受け取り手の事も考えられた、相手に優しいコミュニケーションのことです。
ただただ一方的に、自分の要求を伝えるのは決して良いコミュニケーションではありません。

 

これだけ聞くと当たり前のことですが、このことを突き詰めていくのは意外と難しかったりします。
特に、新入社員として入社したばかりの頃は、教育を担当してくれる先輩社員の方がどんな仕事を抱えているのか、どんな事を考えているのか、という事は見えにくいものです。

 

そんな時によくある失敗が、指示された仕事が問題無く終わった後、指示をした先輩に仕事が終わったことを報告しないまま、別の仕事に取り掛かってしまう事です。

問題なく仕事が終わっているのだから報告はいらないんじゃないの?
と考えていた時期が正直なところ私にもありました。

 

しかし、指示を出した先輩社員の立場に立ってみるとこれは結構困ります。

 

・仕事が終わったのか。
・仕事の質はどれほどか。
・仕事にどれくらい時間が掛かったのか。
・皆さんにとって適正な難易度だったのか。
・皆さんが今何をしているのか。

 

ざっとこれだけ沢山の分からない事があります。
基本的に、職場の先輩社員には自身の仕事も別である為、四六時中皆さんの事を見ている訳でもありません。
そんな中、これだけ分からない事があると、次の仕事を指示することは出来ませんし、スケジュールの管理も難しくなってしまいます。

 

もし、仕事が終わった後にすぐ、完了報告をすることが出来れば、この問題を解決する良いコミュニケーションになるでしょう。

指示されたことだけをやっていれば良い、と考えるのではなく、相手にはどんな情報が、どんなタイミングで必要なのか、と考えることが、良いコミュニケーションの第一歩です。

 

それでは、次から実際に仕事の中で気を付けたいコミュニケーションのポイントについてご紹介していきます。

2.情報は鮮度が命

まず一つ目のポイントとして伝えたいのは、「情報には鮮度がある」というキーワードです。
どんな報告もとにかく早く上司に報告するというのは鉄則です。

 

例えば、仕事上で何らかの問題が発見された時、自分で何とか解決できないか、と考えること自体は良い事ですが、それで報告が遅れてしまうのは避けましょう。

仕事には必ず期日があります。
問題が起こったとしてもその期日がズレることはそう多くありません。

 

自分だけで何とかしようとしている間に期日直前となってしまったり、期日を過ぎてしまうなんて事を後から報告しても上司にはどうしようもありません。
最悪、報告しなかった人の責任問題です。

まだ期日に余裕のある内に、上司に報告しアドバイスを受ける方が確実です。
これは、リスクの話ですが迅速な報告が仕事の成功につながる場合も勿論あります。

 

情報は適切なタイミングに、それを活かす事のできる人の元にあって初めて意味が生まれます。
新入社員の皆さんよりも知識・経験の多い、上司の方に届いてこそ大切な情報というのも数多くある筈ですので、どんな報告も面倒くさがらず確実に行う事が信用を生む近道です。

3.小まめな連絡が潤滑剤に

小まめな連絡は人間関係にとっての潤滑材です。
社内外問わず、案件の進捗、課題の有無、期日の管理は周囲に小まめに共有しましょう。

当たり前ですが、自分の仕事の進捗・問題・今の考えというのは、自分から発信しなければ伝わりません。
新人なんだから察してくれないと困る、というスタンスでは、職場での良い人間関係は築けないでしょう。

 

また、チームで仕事をする際に大きな落とし穴となるのが、認識のズレです。

取り掛かっている仕事の背景や前提条件・目指すゴールについてチームで共通の理解を持たなければ、適切に議論をすることもできませんし、問題の発見が遅れてしまうなどの弊害もあります。

 

チームで動く為には皆が同じ位置に立って、同じゴールを見据える事が重要です。
皆が同じ方向を向き、スムーズに仕事を進める為にも、スケジュールであったり、問題の有無、最も大切にする判断基準はこまめな連絡で共有していきましょう。

4.相談と共に自分を鍛える

報告・連絡ときて最後にお伝えするのは、相談はトレーニングの場、という事です。
単に解決法を上司に求めるのではなく、問題に対する自分なりの解決法を考え、上司に提案すると、一段と自身の成長に繋がります。

 

新入社員の方によく見られるのが、自身での判断に自身が持てない為、何かあった場合は即座に上司に相談し答えをもらおうとする方です。
報告のスピードは早い為、一見良い事の様に思えますが、自分で考えてみる前に、答えをもらう、という事を続けていると自分の成長にはつながりません。

 

まず、起きた問題を整理して、解決しなければならない問題なのか、原因は何なのかを分析します。
そして、周囲の先輩方の助力も含めて、どうすれば良いかを考えてみます。

 

自分なりの案ができたら、先輩に声をかけて、

 

「今、こういった問題が起きています。原因は〇〇と考えられます。私としては、●●のようにすれば解決できると思うのですが、いかがでしょうか?」

 

と提案してみてください。

すると上司の方は、

 

「なるほど、原因はそれで間違いなさそうだからやってみようか。」

 

あるいは、

 

「いや、その解決法よりもこうした方がこの場合は良いんだ、以前も同じような事があってね。」

 

というように、その考えが合っているのか、間違っているのかを含めてより良いアドバイスを提示してくれることと思います。

自分の考え方が合っているのか、間違っているのかが分かり、今後の判断基準となること。
そして、自分の頭で考えてみることで問題への応用力も鍛えることができます。

何か、上司の方に相談しなければならない時は、是非自分なりの考え方を持った上で提案と相談を実践して下さい。

 

いかがでしたでしょうか、ここまで新入社員の皆さんに実践して欲しい3つのポイントをご紹介しました。

 

一日も早く一人前となり、働く会社に貢献していくことを目指して、今日ご紹介した3つのポイントは是非実践していきましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!