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2024/07/26 |  社員ブログ

建築士について知っていますか?

はじめまして、2024年4月に新卒入社致しました、豊和開発株式会社、設計監理部の上川です。
私は幼い頃から建築業界に強いあこがれを持ち、学生時代には、建築士になる事を夢見て、6年間建築について学んできました。

しかし振り返ってみると、今まで建築士とは?と深く考えてことがない事に気づきました。よってこのコラムにて、改めて建築士について調べてみたので、ご紹介いたします。

- 目次 -
CONTENTS

1.そもそも建築士ってなに?

皆さんは「建築士」とはそもそもどんな職業かご存じでしょうか?

「建築士」とは、建築の専門家であり、建物の設計、監理を行う資格を持つ専門職です。建築基準法に基づいて、さまざまな建物の設計図を描き、また、設計図を基に行われる建設現場での工事監理を行います。

 

建築の依頼者である「施主」は、「こんな建物にしたい」というイメージを抱いています。建築士は施主と何度も打ち合わせを重ね、施主の意向を十分に汲み取ったうえで、理想を実現するためのアイデアを出し具体的な図面に落とし込んでいくのです。建物や内装のデザインを考えるだけでなく、安全性や耐震性などを考慮した構造設計を行ったり、電気や空調などの設備についても設計します。

設計が完了し着工した後は、必要に応じて現場へ足を運んで工事を指揮するとともに、計画通りにきちんと工事が進捗しているか施主に代わって確認作業を行います。

 

端的にいえば、「施主(お客さま)の建築物へのイメージ・夢を、具体的な形に変えるためのお手伝いをすること」が、建築士の役割です。

2.建築士の仕事①

建築士の仕事は大きく分けて、「設計業務」と「工事監理業務」と2つに分かれます。この2つに関して、もう少し詳しく調べてみたいと思います。まず設計業務についてです。

 

1. プロジェクトの理解と要件の確認

建築士はまず、お客様と打ち合わせを行い、建物の用途やデザイン、予算やスケジュール、地理的な制約などを話し合い、お客様の考えを明確にし、設計に反映させるための基本的な枠組みを作ります。

 

2. 基本設計
次に、建築士は基本設計を行います。ここでは、建物の外観や内部レイアウトの大まかなアイデアやデザインを構築します。

デザインのコンセプトは、建物の機能性や環境への影響、またお客様の要望に基づいて考慮されます。

 

3. 詳細設計

コンセプトが決まった後、建築士は詳細設計に取り掛かります。詳細設計では、建物の正確な寸法、構造、素材、および仕上げを選定します。

建築士はCADなどのソフトウェアを使用して、建物の各部分の設計図を作成します。これには、平面図や断面図、立面図、詳細図、などがあります。また必要に応じて3Dパースや模型を製作する場合も有ります。

 

4. 建築基準や法規制の遵守

設計の過程で、建築士は現地の建築基準や法規制を遵守する必要があります。建築物の耐久性や耐火性、バリアフリー設計、エネルギー効率などがあります。建築士は法的な規制について深い理解を持ち、建築物が建築基準に準拠していることを確認しなければなりません。

 

5. 持続可能性の促進

また近年では、建築士は持続可能な設計を推進する役割も担っています。エネルギー効率の高い建物の設計、再生可能エネルギーの活用、環境負荷の低減などが考慮され、地球環境に配慮した設計が求められています。

3.建築士の仕事②

次に「工事監理業務」についてです
工事監理業務は、建築プロジェクトの成功に不可欠な職務です。品質、スケジュール、コスト、安全性などの管理を通じて、建築物の完成を確実にするとともに、お客様の期待に応えるための努力が求められます。

 

1. 施工の品質管理

建築士は、建物の施工が設計図や仕様書に沿って進行しているかを確認します。これには、建材の適切な使用、施工方法の遵守、品質基準の達成などがあります。また、施工過程での品質検査を実施し、問題点や改善点を報告します。これにより、早期に問題を発見し、修正することができます。

 

2. スケジュール管理

建築士は工事の進捗を定期的に確認し、スケジュール通りに工事が進行しているかを監視します。遅れや進捗の不足が見られた場合は、原因を分析し、対策を立てて進行を調整します。スムーズな進行を確保するために、関係者との円滑なコミュニケーションが重要です。

 

3. コスト管理

建築士は予算内で工事が行われるように管理します。材料の選定と見積もり、工事の進行に伴う予算の調整などを行い、予算超過を防ぎます。

 

4. 安全管理

建築士は工事現場の安全管理を監督し、労働安全や環境保護に関する法規制を遵守します。作業員や他の関係者の安全を守るための対策を講じ、安全な作業環境を確保します。

4.まとめ

いかがだったでしょうか、今回は建築士という職業について、まとめてみました。

もしこのコラムを読んで、建築士への理解を深め、そして建築士を目指してみよう、建築士になりたいと思ってくださる方がいましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。