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2020/01/06 |  社員ブログ

カラースキームとプレゼンまでの工程について

カラースキーム(色彩計画)とは、まとまりのある雰囲気を作るために、色のもつ心理的・生理的・物理的な性質を利用して作りあげる作業です。
弊社では、介護・医療施設や保育所等の設計を行っていますが、建築の設計でデザインを検討する際にも、設計士及びデザイナーが使う表現の手段で「色」はとても強力なツールの1つであり、重要な要素の1つです。
私自身「色」を扱うのはとても苦手ですが、論理的に色彩計画を導くことによって、まとまりのある空間になるよう努めております。
今回は、私なりのカラースキームとお客様へのプレゼンまでの作業工程を、追って記してゆきたいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.デザインの方針

通常、設計の計画段階で建物のデザインコンセプトを決めています。そのコンセプトのストーリーに沿いつつ、また、お施主様から伺っているイメージも汲み取りながら、デザインの方針を検討してゆきます。

2.各空間の色決め と 色決めの際に気をつけていること

デザインの方針が固まれば、各空間の色決めをしてゆきます。演出的要素の強い空間から、事務的な空間等 その場に相応しい提案ができるよう、配色を決めてゆきます。各部の検討をバラバラに行っていますと、全体のデザインコンセプトから逸脱しがちになりますので、何度も全体を見渡すことを心がけております。
一つの空間内では、トーン(色調)を合わせた配色にすることを心がけております。トーンを合わせる事で、色の統一を確保でき違和感の無い空間となると思います。また、各ゾーンの切り替え箇所などは、空間の差別化を図る為に、明度の差を大きくした配色を計画することもあります。

3.パースへ反映、内装材の選定

各室の色を決めた所で、各室内パースへ反映してゆきます。
この時も、壁の色、家具の色等、部分的に色を決めるだけでなく、極力建物全体に繋がりを持てるような配色になる様に努めています。また、仕上げ材によっては使いたい色が無い場合もありますので、建材メーカーさんと相談しながら機能性・耐久性・施工性等を考慮して材料の選定をしてゆきます。
メーカーの方とお話しすると、最新の技術で製造されたものや、トレンドを取り入れた新商品の情報も教えて頂けるので、私は積極的に相談に乗って頂いています。

4.お客様へプレゼン

お客様にプレゼンする際には分かりやすく説明できるよう、パース・各室の仕上げ材のサンプル・平面図をA2サイズのボードに貼り準備します。大きなボードでプレゼンすることにより、関係者全員にも内容を周知できます。
ボードには、各室で「天井・壁・巾木・床等」に分けて選定した実物の素材を貼り、色合い、艶の程度、凹凸等を確認できるようにします。そうすることで、お施主様との間にイメージの相違が起きにくくなり、共通のイメージを持つことが出来ます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、私なりのカラースキームとお客様へのプレゼンまでの作業工程について記させて頂きました。
使用する「色」によって与える印象は違う為、毎回悩みながら作業を行っています。ですので、良いと思う建物・空間に出会ったときは感覚的に美しいと思う事と、なぜ自分は美しいと感じたかを考える事、両者を大事にしながら日々の業務に取り入れられる様にメモしています。そうすることで、自分の設計士としてのスキルアップに繋がると共に、より良い提案ができると考えているからです。

【設計監理部 谷口】