豊和開発 土地活用に
グッドアイデア

- コラム -
COLUMN

HOME › コラム › インターンシップが変わった

2023/09/01 |  社員ブログ

インターンシップが変わった

豊和開発で土地有効活用の営業をしている田宮です。今年からインターンシップの定義が大きく変わりました。今までは学生が在学中、自らの専攻や、将来のキャリアに関連した就業体験を行うことと定義されていましたが、インターンシップ等について新たな定義が定められ、一定の基準に沿ったインターンシップで得られた学生情報については、その情報を採用活動開始後に活用が可能になりました。企業はこれまで、1dayインターンと称した『会社説明会』を延長した内容や、『単位取得の為の課外活動』などで、学生との接触機会を創出しましたが、対する学生は本当の職業体験を得られないケースも多くあり、人材確保のために、優秀な学生を早期に確保したい企業側と、自分の適正を知るために仕事の内容をより詳しく知りたい学生の間でミスマッチが生じていたのです。今年からは、特定の要件(学生のキャリア形成)を満たした内容に対して、インターンシップと位置付けられているのです。

- 目次 -
CONTENTS

1.満足度No1のインターンシップを目指す

当社(豊和開発)では、昨年ですが、初めて単位連動型インターンシップを実施しました。単位連動型のインターンシップは、大学の正課科目とし、一定の日数を参加(職業体験)することで単位を認定できるもので、就業体験を通して、学生たちが働くことに対する理解を深め、進路選択に役立てるというものです。コロナ渦の中ではありましたが、ありがたい事に複数校より20名程の参加申し込みを頂き、3回(当社の部門毎)に分けてインターンを実施させて頂くこととなりました。私の所属する営業本部は8名の参加者を迎えることとなり、実施内容については実務内容に添ったでと、企画と準備を部署全体で考えながら行いました。当社としても初めての試みであったことや、参加者が(恐らく)単位目的であり、就職活動の一環とは考えていないだろうという予測もありましたが、どうすれば、学生の皆様が、当社に興味を抱いていただき、当社の業務を魅力に感じ、満足した5日間(インターン期間)を過ごせるだろうと、知恵を絞りながら、夏休みの最高の想い出を持ち帰ってもらおうと、(どこにもマネできない、満足度No.1のインターンシップを目指し)営業本部の社員全員が参加しインターンの実施に至りました。

2.まんまの営業活動を体験頂きたい

当社営業部員の1年目、2年目の仕事の役割は、一人でも多くの土地有効活用を検討して頂ける地主(土地所有者)と出会う事です。文章にしますと、スマートな内容に思えますが、実際は、電話を一日中かけたり、地図とにらめっこしたり、靴底を減らしながら街中を歩き回ったり。行動量に応じ得た土地情報を基に、1件1件地主にアプローチする泥臭い営業活動なのです。ある一定期間で、対応するエリアは変わりますが、アポイントを取るまでは毎日同じ作業の繰り返しで、地道な努力が、成果につながる仕事なのです。インターンシップで、これを“ありのまま”伝えるということは、もしかしたら、学生にとって職業体験としてはマイナスなのかも知れないのですが、わたしたちは敢えて、“まんま”の自分たちの仕事を紹介しています。

3.土地有効活用に触れる

豊和開発のある大阪市西区立売堀は、以前は、山善さんやトラスコ中山さんに代表される、“機械工具”や“部品”の卸商社が立ち並ぶ地域でした。住居地としての人気も高く、ほんの数年前までは、駐車場だった場所に、タワーマンションをはじめ、大小多くの分譲や賃貸マンション、ホテル等も立ち並びます。当社を車で訪ねて来るお客様が、しばしば駐車場難民になってしまう程、駐車場は激減しました。それだけ駐車場より魅力のある(収益性のある)土地の活用方法が多い地域なのです。学生とともに5、6年前の地図を手に、会社周辺を一回り歩いただけで、地図と目の前の景色の違いに気付く事が出来ます。些細な街の変化を感じ取れる感性が、当社の営業には必須です。わたしたちの土地有効活用提案は、その場所に何が必要なのか?開設場所についてどこがベストなのか?場所と施設のベストマッチを模索するのですが、提案には制約がなく、決まった商品がないから面白いのです。当社の仕事は手に持つ地図に、自らの発想や創造力や感性と行動力で、新しいランドマークを刻む事が出来る仕事なのです。

4.アナログも捨てたもんじゃない

“まんま”の営業をインターンシップで体験して頂こうと考えても、さすがにテレアポや、飛び込み営業をしていただく訳にはいきません、その中で体験してもらったのが、チラシや手紙の制作でした。通り一辺倒なチラシではなく、自分が見つけて来た物件に対して、どうしてこの場所を選んだのかを地主さんに向け発信し、その想いが伝わるような手紙を書いて届ける。その思いが相手の心に響き、新たな地主との出会いに繋がる。電話をした時、インターホン越しで話しをした際、この手紙がきっかけで、心を開いてくれる地主さんもいるかも知れない。手紙を見て連絡をくれる地主もいるかもしれない。そんな前向きな希望を持ちながら、ひとりひとりが思い思いの手書きの手紙を地主さん宅のポストに届ける。成果があるかどうかわかるのは、インターンが終わった後ですが、成果のお楽しみは後の方が気持ちが盛り上がるのではないでしょうか。手紙を手書きで思いを綴り、自分の足で届けに行く。アナログ営業も捨てたものではないのです。

5.まるごと豊和開発をインターンで伝えたい

インターンシップでは、普段営業部員では立ち入ることがない建築中の現場見学も行います。営業部員が成約した土地と施設を、設計監理部(設計部門)、建築管理部(建築工程管理部門)がワンチームとなり引継ぎながら形にして行く過程を見る事で、豊和開発が“モノづくり”にこだわりを持った会社であるということも知っていただきました。出来上がったモノを見るだけでは気付けない作り手の“こだわり”に触れる事で、豊和開発の営業だから感じることが出来る特別な達成感や、仕事の醍醐味を深く知ってもらいたい。そんな思いを伝える場面となりました。あっという間の5日間のインターンでしたが、その場に参加してくれた学生が、新たに当社の営業部員に加わります。そして今年の夏もインターンを実施するのですが、今年はどんな出会いを演出できるのか。また驚きや感動をどこまで伝えることができるかわかりませんが、また機会があれば「豊和開発の営業って面白い」という事だけは全力で伝えたいです…。【営業本部 田宮】