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2025/05/09 |  社員ブログ

人材採用の手法あれこれ

こんにちは、豊和開発で人材採用を担当している本田と申します。

私は中途採用で今年の1月に当社へ入社し、それまでに在籍していた会社でも長く採用に携わっていました。
ですのでコラムを書くにあたってのテーマは採用にまつわることにしようと決めていたのですが、今回は採用手法のバリエーションについて代表的なところを取り上げたいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.求人媒体

求人媒体とは企業の求人広告を掲載し、就職希望者を募集するインターネットサイトや紙面のことです。
1990年代後半までは新聞・雑誌・フリーペーパー形式の紙媒体が中心でしたが、2000年代に入るとインターネットの爆発的な普及にともない、インターネットサイト型の媒体が全盛期を迎えます。インターネットサイト型は全国の誰からでも閲覧が可能なため、幅広い層からの応募が期待できるのが特長です。中途採用ではdoda・エン転職、新卒採用ではマイナビやリクナビなどが有名どころです。
一方、紙媒体もシェアは縮小傾向ですが、現在も特に地域採用で使われています。新聞の折り込みチラシで有名なアイデムなどで、パート・アルバイトの募集に向いているといえます。またいずれの媒体も基本は掲載サイズで価格付けがされており、サイズが大きいほど価格は上がりますが他の求人より目立たせることで応募獲得に有利になるという仕組みです。
他にもindeedのように求人が閲覧された(クリックされた)回数に応じて課金されるスタイルのサイトや、応募数に対して課金されるサイトも存在します。

2.人材紹介

人材紹介とは人材を募集している企業と求職者を仲介する成果報酬型のサービスです。人材紹介会社は求職者の登録を募り、同時に企業に対して登録者を紹介するというものです。

一番のメリットとしてよくあげられるのは「採用できるまでは費用がかからない」というところですが、その他にも求職者への動機付けや面接の日程調整など、手間のかかる作業も人材紹介会社が代わりにやってくれます。また人材紹介会社があらかじめ面談等をとおしてチェックした求職者を紹介しますので、応募後のミスマッチも比較的少ないといえます。

 

しかしながら最大のネックは採用成功の際の報酬が高額であることです。2025年現在では想定年収の35%前後が相場とされていますが、仮に年収400万円の人材を採用した場合、140万円もかかることになります。ゆえに早期退職になってしまった場合に報酬の一部を返金する規定を設けている場合が大半です。反面、優秀な人材や希少な職種など、どうしても成功させたい場合においてはそれ以上の料率で契約されることもしばしばです(私自身も過去に64%で採りにいった案件がありました)。
人材紹介会社は2022年のデータで28,000社を超えており、今後も増える傾向にあるようです。大手ではリクルート、パーソルキャリア、パソナなどが有名です。

3.ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは10~15年ほど前から普及が進んだ手法で、主に人材データベースから企業ニーズに合った候補者を見つけ出し、採用担当者が直接アプローチをかける(オファーメールを送信する)というものです(「スカウト型」とも呼ばれています)。前述の求人媒体や人材紹介の利用は「待ち」の手法であり、その対比で「攻め」の手法といわれています。
ダイレクトリクルーティングが注目された背景には少子高齢化による労働人口の減少があり、待っているだけでは必要な人材を確保できない状態になってきているという現実からです。加えて近年はSNSの発展が目覚ましく、企業が個人にアプローチしやすい環境となったことも理由にあげられます。
しかしこの手法は、ターゲットを探しては口説くというそれなりに時間と労力を費やさなければならない面があり、大量採用には不向きです。欲しい人材をいわゆる「一本釣り」したいときに有効な手段と言えるでしょう。
新卒採用ではオファーボックスやキミスカ、中途採用ではビズリーチやdodaダイレクトがメジャーです。

4.リファラル採用・アルムナイ採用

リファラル採用は既存社員から友人や知人を紹介してもらう方法です。企業風土や価値観など会社のことをよく理解している社員からの紹介のため、採用後のミスマッチが少なく定着率が高いとされています。

あくまで社員採用ですので通常の選考フローをひととおり実施するのが一般的ですが、一次選考免除など特別感のある要素を入れることもよく見られます。
なお紹介入社が成功した場合に報酬を支払う制度をとり入れている企業も珍しくなく、その場合は入社して一定期間経過した後(例えば3ヶ月後、6ヶ月後など)に支給するケースが多いようです。

 

また一度退職した社員を再度雇用するアルムナイ採用も近年注目されている採用手法です。退職者を呼び戻すのは一見ハードルが高そうに思えますが、社内事情や業務内容を理解している人材であるため即戦力性に期待が持てます。
この手法をとり入れている企業に知り合いがいるので話を聞いたところ、社員の退職時に必ずこの制度の存在を伝えて「戻る場所がある」という安心感を持ってもらうことが大切なのだそうです。

5.最後に…

このように採用手法は多種多様に存在していますが、どれを使っても採用が成功しなければ意味を成しません。採用を成就させるためには、会社の規模・状態・方針などによって手法を選ぶことが大切です。
人材は会社の根幹です。素晴らしい仲間と一緒に仕事ができるよう、これからも日々の採用活動に勤しんで参ります。