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2023/02/03 |  社員ブログ

心を掴むブランディングとは

皆さん、こんにちは。
私は、豊和開発の経営企画部の岩村と申します。

突然ですが、皆さんには普段からよく利用するサービス、つい手に取ってしまうブランド、迷いに迷った末にいつもと同じものをえらんでしまう…、そんな商品やサービスってありませんか?
人は一度、選択すると何か特別な理由がない限りは、同じものを選び続ける習性があるそうです。

心理学ではその習性を「現状維持の法則」というそうですが、これはある意味、その選択に満足しているからこそ起こってしまう習性なのではないでしょうか。

その商品を購入すれば必ず、自分の期待に応えてくれる。
期待を外れる事はない、そんな安心感が無意識に同じサービス・商品を選ばせるのかもしれません。

実はこの期待に応える、という事象が企業や商品のブランディングにおいては非常に大切なんです。
効果的なブランディングを行うと、顧客からの評価向上、クチコミによる集客、リファラル採用など多くのメリットが生まれます!
今回は、このブランディングについてご紹介させて頂きます。

- 目次 -
CONTENTS

1.そもそもブランディングって何?

そもそもブランディングとは何でしょうか?
連想しやすいのは、ビジュアルを整える事だったり、派手な広告を打つ事などでしょうか。

新発売される商品は、その特徴を強烈に印象付ける為に、
他にはないパッケージをデザインし、独創的な広告で多くの人の目を引きます。

こういった戦略は、「ブランディングデザイン」と呼ばれます。
自社の魅力やコンセプトを視覚的な情報で発信する方法です。

例えば、高級レストランでは大理石のカウンターに豪奢なシャンデリアが店を彩り、優雅なウェイターが美しく盛り付けられた料理を運んで来ます。
その全てが、食事をする顧客のステータスとなります。
家族連れでごった返す、ショッピングモールのフードコートでの食事では決して得る事の出来ない満足感があるかもしれません。

しかしブランディングにおいて本当に大切なのは、デザインや広告といった視覚的な要素だけではありません。

どれだけ、レストランが豪華絢爛な店内作ろうと、華美に料理を飾ろうと、あくまで顧客は料理を食べに来ているのです。
肝心の料理の味が台無しであれば、どれだけ見栄えだけを取り繕ってもいずれ閑古鳥の無くレストランとなってしまうでしょう。
見た目やイメージだけに留まらず、顧客が求める体験や価値を約束する事、いついかなる理由があろうとも顧客の期待を裏切らない姿勢、それが本当のブランディングです。

2.様々なブランディングのカタチ

例えば、ファーストフード店では、いつだって早く安く美味しい料理が提供されます。
だから、僅かな時間で食事を楽しみたいビジネスマンに愛され、広く愛されるファーストフードチェーンが生まれました。

対して、客席にメニュー表はなく、その日に仕入れた旬の食材を使って、毎日違う料理を出すレストランでは、どんな料理が食べれるかは分かりませんが、その分来店の度に新しい発見と感動が生まれます。
知る人ぞ知る隠れた名店として、食通に愛されるレストランとなるかもしれません。

この二つのお店ではそれぞれが全く違うアプローチで料理を提供しています。
提供される料理が違えば、立地や店舗の外観、内装、価格や広報戦略も違ってくるでしょう。

共通しているのは、”顧客の期待に応える料理”を作り続けている事。
常に顧客の期待に応える価値を提供する事がファンを生み出す仕組み、つまりブランディングなのです。

3.ブランディングがもたらすメリットとは。

ブランディングとは、サービスの、商品の、会社の、自分達のファンづくり。
そう言い換えてもいいかもしれません。

顧客の求める期待に応え続ける事で、信頼を勝ち得ます。
そして、この信頼は何よりもサービスの提供者の利益となって還ってきます。

信頼するサービスには、相応の対価が支払われ、競合との価格競争から抜け出す事が可能になります。

ファンは、クチコミで更なるファンづくりの強い味方となります。

また、ファンは時にそのサービスを提供する側として関わりたい!と組織の一員になりたいと考えます。
採用活動と考えても、社員のクチコミによって、自分達のサービスを愛してくれている情熱的な人材の獲得(リファラル採用)に繋がると、大きなメリットがあります。

ファンにとっての定番となり、新商品にとっては大敵である「現状維持の法則」、これを味方につけ、一過性の流行ではなく長く愛され続ける”当たり前の存在”になれるのです。

4.ブレない行動からブランドが生まれる

ブランディングというと見た目を良くしたり、表現を変えて表面的なイメージを変える事だけではありません。自分達だけの価値を提供しつづけること。
それも重要なブランディングであり、ファンづくりやリファラル採用において非常に重要な手法でもあります。

そして、ファンを生み出すブランディングとは”行動”が必ず伴います。

ファンが求めるニーズを把握して、期待を超える成果を提供すること。
そして、その姿勢をいかなる時もブレずに貫くこと。

言うのは簡単でも、実践するのは難しい事だと思います。
でも、皆さんの身の回りや、職場にいる魅力的な方。

きっと彼らも周囲に求められる一面、役割があり、大切な時には必ずその役割をブレずに全うする、いつも期待に応えてくれる…そんな存在ではないでしょうか?

一人一人の行動が組織のブランドを生み出す事に繋がります。

自身の行動が自身のどんなブランドを生み出しているのか。
そして、それは周囲にどんな影響を与えているのか。

私自身もそんな意識を持って、商品やサービス、組織の価値を高める存在となれるよう日々励んでまいります。

最後までお付き合い頂きありがとうございました!