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2020/12/18 |  社員ブログ

コロナ渦のオンラインによる 就職活動について

コロナ渦において、3密を避けるために、就職活動をオンラインで行う企業が多くなってきています。また、学校側でも授業だけでなく、学内の説明会やセミナー等がオンライン化されている場面もよく目にするようになりました。
今回のコラムでは、オンラインでの説明会や面接を行うメリットやデメリットも含め、実際に企業に赴くなどして対面で実施する場合との違い等も含めて、企業側と学生側の双方の視点でお伝えできればと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.就職活動のオンライン化とは

就職活動のオンライン化と言っても何を指しているのかわからない方もいらっしゃるかと思います。主にパソコンやスマートフォン・タブレット等のデバイスとネット環境があれば、オンラインで実施される企業説明会や面接等の選考に参加できるというものです。参加するには、ソフトまたはアプリをダウンロードする必要がありますが、その中でもよく使われているのが「Zoom」です。
Zoomでは、企業側から学生が招待URLまたは、ミーティングIDを受け取り、指定の時間に、その招待URLをクリックまたはタップするか、ミーティングIDを入力するだけで参加することができます。

2.オンラインのメリット

オンラインのメリットとしては、コロナ渦において3密を避けることができるということは前述の通りですが、他にもあります。
まずは、就職活動での経費削減です。都市部に就職を考えている地方学生は特に、就職活動での交通費はバカになりませんので、大きなメリットと言えるでしょう。
次に時間の効率化ができるという点です。移動時間を割愛できることから、学業との両立もしやすいということも大きいメリットだと言えます。企業側にも同じことが言え、学内でのオンライン説明会なども増えてきましたが、学校に出向いて対面で実施していたことを考えると移動時間を割愛できることは十分メリットと言えます。
また、面接にリラックスして臨める・質問しやすいといった声もある様です。

その他、企業側としては、従来かかっていた会場費や資料の印刷費等も削減できるというメリットもある様です。

3.オンラインのデメリット

色々と効率化が図れる一方で、オンラインのデメリットはどういったことがあるのでしょう。
会場に足を運んだりすることで得られる情報(会社への経路や会社周辺の環境、会社の雰囲気等)や、就活生同士での会話で得られる情報も多いそうですが、今年はそのような情報が得づらくなっているようです。
また、オンラインであるが故に、個人のネット環境によっては、音が途中で聞こえづらくなったりして、コミュニケーションが取りづらかったり、自分のリアクションがきちんと伝わっているかも不安になったという声もある様です。
他にも、自宅などでリラックスして受けられる一方、緊張感がなくなり、面接が上手くいかないという学生もいます。
説明会も面接もオンラインで全て終えて内定までもらったという学生もたくさんいますが、オンラインだけでは会社の雰囲気がわからず、この会社で就職して大丈夫かと考え、内定辞退する学生が増えたという情報も耳にしました。
実は、大手ナビサイトを運営している企業が行った学生へのアンケートでは、全ての選考をオンラインで希望している学生は全体の2割程度しかおらず、オンラインでの面接を希望しない学生は全体の約半数という結果が出たそうです。
実際に接触した学生に聞いてみたところ、対面の方が話しやすいし、
企業側としても、同様のデメリットを感じており、オンラインだけだと学生の人柄が十分に分からないという意見が多く、直接会って人柄を見極めてから採用を決めたいという声も少なくありません。また、面接であれば必ず学生側のカメラもオンにするのですが、説明会等ではオフでの参加を許可している企業も多くあり、学生側がきちんと聞いてくれているのかが分からないといった声も聞きました。採用担当者としては、説明会の時にも、学生が挨拶がきちんとできるのか、どういった姿勢で聞いているか等を説明会で見て、学生の属性を判断するということがあります。貴重な判断材料が減ることも大きいデメリットだと言えます。
オンラインのメリットも勿論ありますが、やはり対面でのメリットも大きく、就職活動・採用活動には対面での実施が欠かせない要素であると言えるのではないでしょうか。

4.まとめ

このようにオンラインと対面では、お互いのメリット・デメリットが対極にあると言えます。また、学生側もそうですが企業側にとってもそれぞれにメリット・デメリットがあります。
実際にオンライン対応しているのは大手企業が多く、中小企業ではまだまだオンライン対応をしていない企業も多いです。今後はそれぞれのメリットを活かしてオンラインと対面両方を駆使したハイブリット型の就職活動(学生側)、採用活動(企業側)をしていかなければならない時代になっていくのかもしれません。
まだまだ新型コロナウイルスの終息が見えない中、オンラインだけでなく、対面でも就職活動・採用活動を実施していく為には、引き続き企業側も学生側も新型コロナウイルス感染予防対策を徹底する必要があります。皆さんも手洗い・うがいを徹底し、不要不急の外出を避けるなど、感染拡大しない様に頑張りましょう。
【経営企画部 田中】