豊和開発 土地活用に
グッドアイデア

- コラム -
COLUMN

HOME › コラム › 建築の世界をのぞいてみた

2023/10/06 |  社員ブログ

建築の世界をのぞいてみた

こんにちは。私は、今年新卒で入社いたしました設計監理部 山本と申します。豊和開発に入社し、新卒研修や学生の時では体験した事が無い様々な研修などとても豊富で貴重な時間を頂いております。私は現在、障がい者シェアハウスの計画にサポートとして携わっています。私は専門学校で校外研修や授業で知識を取り入れてきましたが、まだまだ知識不足なところが多く、仕事をしながら覚えている途中です。実際仕事をしていく中で見え方や感じ方が変わったとことありましたので、このコラムを通して学生時代に感じたものに対してどう感じ、これからどうしていくべきなのかを考察し紹介していきます。
豊和開発では老人ホームや介護施設、保育園といった社会問題にある少子高齢化に寄り添った事業をしています。高齢者や障がい者の方に直接的な干渉することはないが、設計やデザインなどといった建築を通して社会全体に貢献していると感じています。少子高齢化に伴う介護施設や保育施設の設計は新しいアイデアや技術が大きな課題であり、考察する楽しさがあります。例えば車椅子利用者が使用する建物の居室の扉は段差のないVレールや吊戸を用いる事、柱の角を無くし丸くする事で怪我を軽減するといったものです。用途によって工夫や改善点は様々で、その為には人とのコミュニケーションや好奇心は必ず、新しい技術や情報が常に頭の中に入るように常にアンテナを張ることが大事だと思います。このコラムを読まれる方は学生の方が多いと思いますので少しでも学生の課題と会社での仕事の違いについて実際の声をお届けできれば幸いです。

- 目次 -
CONTENTS

1.建築に隠された工夫や技術

新入社員として働き始めてすぐに隠された工夫を感じる事が多くありました。学生の頃は形状や材料は自由に好きなものを詰め込んだものが多かったですが実際はそうではありません。形状・外観はバリアフリー設計をしており緩やかな斜面で障害物が無いようにしたり、エネルギーの効率を良くする為に窓ガラスの仕様を考えたり、空調や災害時の設備の設置、運営者との打合せで運営者の負担を下げる(コストダウン)のようなことなどがあります。建築の知識からだけでなく、お客様に提案する話し方、要望や気遣いに伴ったクリエイティブ能力や技術力が「縁の下の力持ち」となっていると感じました。今まで見えなかった部分が新しい視野を持つことで建築の「隠された工夫や技術」を見ることが出来ました。こういった他人を思いやる気持ちや提案できるような経験が建物全体の成功につながる事を感じました。

2.デザインに辿り着くまでの道のり

多くの建築家が建てた建物はどうしてこのデザインになったのか、周辺環境や建物の用途をみると分かります。私の建築のイメージとして2つあります。1つは外観デザイン、1つは内装・空間デザインです。私はアイデア1つで大きく変わる「デザイン」に魅力を感じます。学生の頃はJWCADで作成した図面を3DCAD(ArchiCAD)でコンセプトに沿った外観や内装を作成し発表する事がありました。使用する材質はコストなどには目を向けす自由なデザインをしていました。実際仕事していくと違いました。周辺の地域や人々の雰囲気を探ります。そこからコンセプトを考え建物としての機能性、土地感に沿ったデザインを考えていきます。また建物を運営していく運営者の希望がある為打合せをして、外観や内観のすり合わせをしていきます。外観や内観はパースを用いて細かく材質を決めていきます。デザインは1番印象に残るもので、人の感情に訴え掛ける事もあります。日常生活の中で設計やデザインに触れ、理解することが大事だと思いました。
私は「デザイン」を通して材料のコストの感覚やイメージを膨らませる能力を鍛え、身に着けていきたいと思います。

3.まとめ

今回は初めてコラムを作成して学生で思った事と実際仕事をしてみてどう思ったのかを2つの項目で書かせていただきました。今このコラムを読んでくださっている方が学生や就活生が多いと思います。私は遂この前まで学生だったので実際の声がわかるような記事が貴重だと思い自身で書いてみました。学生の自由な設計の特徴は課題や先生からの指摘により成長やスキルアップをする機会が多く設けられております。授業が無い日には各個人での活動で様々な技術や資格が取れるといった貴重な時間があります。実際仕事をすると学生の時より自分に使う時間が減る印象ですがそれ以上に経験することが増えます。「建築に隠された工夫や技術」「デザインに辿り着くまでの道のり」の項目で今まで見えなかった部分が新しい視野を持つことで見えるようになり、楽しさや興味が出てきます。個人の感性やクリエイティブ能力は後からでも身につくものです。今はSNSやネットが発達しているのでそれらを駆使し、いろいろな体験をなど、学生の間に出来る事を全力で取り組むことが大事だと思いました。