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2025/07/25 |  社員ブログ

豊和開発での設計業務の見どころについて

今年の4月より中途採用にて入社致しました社員Mと申します。

 

私は約4年 他設計事務所にて設計業務を行っており、介護施設・児童施設・商業施設といった今まで行った事の無い建築物用途の設計業務を行いたく設計監理部として入社させて頂きました。

 

今回は私が入社してから3ヶ月の間で感じた豊和開発株式会社での設計業務についての見どころをお伝えしていきたいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.~取り組む姿勢の変化~

私が入社を決めた理由は先行してお伝えしたように経験したことがない設計を行いたいといったものでしたが、今までの業務では一般的観点を抑え建物形状や建物仕様をシンプルに考える事が多く、建物を利用する人々が想像しづらい事が大きな一因となっていました。

 

そんな時に、高齢者や障害者の人それぞれの身体状況の特性に合わせた設計を行う必要がある「介護施設」や、〈子どもが楽しく感じる〉・〈子どもの安全と健康を守る〉室内空間を設計を行う必要がある「児童施設」、利用者に対して空間の視認性や快適性を考慮し動線をわかりやすく設定して集客力をより上げるといった設計を行う必要がある「商業施設」をメインに扱っている豊和開発株式会社と巡り合わせる事ができました。

 

実際に働いてみて、設計時では老人ホームの改修工事の時に建物調査として改修前時点の高齢者達が利用されている建物に伺わせて頂き、スタッフの方の声を聞くことできたり、建ってから建物状況を確認する定期点検時では利用者がどのように利用しどの設計が活きているのか、どのようにすればより良くなるといった改善点を見つける事ができました。

 

また今まで考える事ができなかった「施設のスタッフ」の目線に立ち深く考える事がこれからより求められると意識する事ができました。

2.~未知の構造種別に対して~

建物の構造は大きく分けるとS造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、木造の4種類があります。私は今まで主にRC造の設計を行っていましたが、豊和開発ではS造と木造を現時点で経験する事ができています。

 

設計で失敗が多かったり要注意して検討する必要がある項目として建築計画で良く耳にする「配管」という管(パイプ)があります。人が快適な住生活を送る為に建物の内外ともに建物と一体となって必要な機能を果たす「建築設備」間でつなぎ合わせる為に配管はあります。

 

RC造は「鉄筋」というコンクリートを補強し構造の中の骨組みとなる部材があり、配管と鉄筋を干渉しないようにする制限はあるのですがRC造は比較的自由が効き、配管の面では設計しやすいです。ですが木造では、RC造と比べて強度が小さい為 筋交いといわれる構造材が入ったり柱の間隔を短く設定する必要があり配管のスペースが狭く設計が難しくなります。

 

ここが私の現在苦戦している所になりますが、慣れる事でスムーズな設計を行うことができ、工事時のミスを減らすことができるので繰り返し考える事が重要なので日々励んでおります。

3.~デザインの考え方~

他の会社では設計や申請業務を主に取りまとめる設計課に所属しており、外観・内観を考える業務については設計課とは別のデザイン班が行っておりました。なので私自身あまりデザインを突き詰める事ができておりませんでした。

 

豊和開発ではお客様の要望を聞いた上でベースとなるデザインの検討を設計者自身で行う事ができ、色の組み合わせによる明るかったり暗かったりと人が感じる雰囲気の違い・壁の位置による利便性だけではなく閉鎖的や開放的といった雰囲気の違いがあることに気づくことができました。

 

また建築するには計画地周辺環境の考慮・施設に設ける必要居室の配置関係・基準法の順守といった多くの制限があり、それらは初期段階から早くクリアしておく必要があります。同時に計画が進むと時間が確保できない、又関係者との共通の図面となり建物形状の変更が効かなくなり方向性が決まってしまう為、デザイン検討を後に引き延ばす場合できる事が限られてしまい、自分のしたかった事が表現できずお客様に対してよりよい提案をする事ができなくなります。

 

短い工期の中で外観・内観ともに決まった時期に検討し終える必要があるので、たくさんの検討経験をする事で考える力をつけていったり、普段から街中の建物を見るといった意識が重要だとわかるようになりました。

4.~これからの成長に向けて~

私は新たな設計の取り組み初めであり、まだまだ覚える事がたくさんあり知識は全然足りていません。設計というものは生涯勉強といわれる程学ぶことはきりがないぐらいにあります。

 

現在新しい事に触れる毎日であり少しでも知識がつくことは楽しいです。「広く浅く」という言葉がありますが、私はこれから今よりもさらに意欲を高く持ち、「広く深く」を心がけて日々精進していきたいと思います。