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2022/12/16 |  社員ブログ

施工管理業務における「工程管理」とは

建築管理部の小早川です。
過去の投稿(2021年07月17日 投稿)では建築管理部が行う施工管理業務の内容を説明させていただきました。

今回のコラムでは「4大施工管理」の中から「工程管理」に重点をおいて詳しく紹介させて頂こうと思います。

「工程管理」とは建築物を建てる際、品質や原価といった建設に関わることを管理し、設計図通りに施工できるよう工法を検討し、作業員の配置や重機の手配などに関して実行計画の立案や工程表作成を行い、全体のスケジュール管理を行うことを指します。
また、建設工事の工程は複雑である上に多くの人々が工事に携わる為、より効率的に工事を進める為に人員管理や材料管理を行うことも工程管理業務の一つです。

それでは次項目より「工程管理」の手順などを具体的に解説していきます。

- 目次 -
CONTENTS

1.「工程表」について

建築現場は様々な工程があるが故に、多くの業者が工事に関わっています。
そのような中で現場を円滑に進めつつ、工事に不要な物や作業を明確にする為にも「工程表」の作成をしますが、色々な業種の職人や業者など、誰が見ても分かりやすい「工程表」を作成する事が重要です。

「工程表」の種類はガントチャート工程表、バーチャート工程表、グラフ式工程表などさまざまな種類があります。また時間単位でも分けられます。日単位や週間単位、月間単位、工事全体など工程表で管理する期間についても違いがあります。

「工程表」には、工事のスケジュールや進捗状況などが記載されています。
定例会議等において、自社の社員だけでなく発注業者や施工業者などの関係会社と共有されるケースが一般的です。現場作業員は「工程表」をベースに作業を行う為、工程表の存在は非常に重要だと言えます。また「工程表」がある事で誰もが同じ目的を持って作業に取り掛かるので、施工管理職が指示・指揮をする際も分かりやすいというメリットもあります。

2.「工程表」の作成・「工程管理」の手順

工程管理は、工事の日程管理という単純なモノではなく原価や品質の管理にも影響しますので、作成した「工程表」に基づいて管理を進めるにあたり、下記のようなPDCAサイクルを回す必要があります。

「Plan(計画)」
計画の段階では、施工法や施工の順序をもとに、工程ごとの日程と作業手順を踏まえて工程表を作成します。決められた工期までの全体工程表の他、重要な工程に絞った部分工程表、業者を把握しやすい横線式工程表などを作成します。
工程表の作成は、以下の手順で行うことが基本です。 
①計画の立案、②品質の確認、③原価の確認、④工事の進捗状況を確認、⑤天候などによる損害を想定 等…

「Do(実施)」
Planで作成した工程表をもとに、計画通りに工事を進める為現場への指示や監督業務を行います。また資材や重機などの手配を行います。

「Check(検討)」
検討の段階では工事の進捗状況を確認し、計画した工程と実際の工程を比較検討して、工事の進行具合を管理していきます。

「Action(改善・処理)」
計画した工程と実際の工程にズレが生じた場合、遅れた部分の作業を改善して工程を進めます。遅れについて大幅な改善が必要な場合は、工程表を見直したり組み直したりすることもあります。
工事は、天候等によりトラブルがつきものです。故に、改善や対策は柔軟に行っていく必要があります。

手順としては、Plan(計画)からAction(改善・処理)まで繰り返し行うことです。
この4つの手順を繰り返すことで、生産性の高い工事を行うことが可能となります。
このサイクルで業務を行い、予定とのズレを最小限に留めるように工期の調整を行います。

3.「工程管理」に求められる能力とは

前述したように建築現場は様々な工程があるが故に、多くの業者が工事に関わりますので、求められる能力としては「コミュニケーション能力」と「トラブル発生時の対応能力」が挙げられます。
工程管理においては、進捗の遅れや人員の不足などが起きた場合、周囲の協力のもと工程表通りに修正していかなければなりません。もし遅れている工程があれば、他の職人や業者にスケジュールの短縮など無理をお願いすることも珍しくないため、互いの信頼関係構築の為、コミュニケーション能力の有無は重要だと考えています。

また、現実的に実施可能な工程表を作るために職人や業者と打ち合わせを行う事も多々あります。
現場作業者と綿密にコミュニケーションを取り、意思疎通を図る事も工程管理には絶対に欠かせません。

建設現場は様々な状況で不測の事態が起こり、工程表通りに作業が進まない事は良くあるので、その場に応じた適切な対応が求められます。トラブルの対処法は経験で身に付ける事が重要となります。

予定通りの工期で丁寧な工事・高品質な建築物を提供出来れば、顧客様からの信用も高まります。
結果的に会社の評判も上がり、次の仕事に繋がる事も期待出来るので、適切な工程管理は高品質な建築物をより早く、より安く提供するには無くてはならないものと言えます。

4.まとめ

ここまで、4大工事監理の一つ、「工程管理」についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
建築工事における工程管理は、選考管理者にとって非常に重要な管理業務となります。
如何に安く、高品質な建築物が提供できたとしても、取り決めたスケジュールに建築物が完成しなければ工事管理者として評価される事はありません。
お客様に評価頂ける工事管理者となれるよう、私も今後の管理業務に邁進いたします。