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2021/02/05 |  社員ブログ

介護施設・医療施設における施設管理業務について

私は豊和開発の建築管理部に所属しており、介護施設や医療施設における新築工事の施工管理を行っております。
一般的に新築工事というものは竣工して、クライアントへの引渡しという形で一旦終了しますが、私達の業務はそこで終わりではありません。
引渡しした施設には電力・空調・給排水といった各装置や設備が稼動しており、各種、法令に則った形での定期的な管理やメンテナンスが必要となる為です。

設備の管理・メンテナンスについては介護施設・医療施設を始め、教育施設・商業施設など、所謂「施設」と呼べるもの全てにおいて必要となるものであり、その内容は各施設により様々です。
私達は、そのような装置や設備の管理・メンテナンスも業務の一環として担当しています。

私が担当する事の多い介護施設や医療施設では、電力設備・空調設備・給排水設備といった、様々な設備が稼動しています。
管理する設備としては、「エレベーター、消防、キュービクル、受水槽」といったものが代表的ですが、その他にも「自動ドア、ポンプ、発電機」といったものも施設管理業務として挙げられます。

施設の運営・営業を潤滑に進めるためだけでなく、施設利用者の安全にも関わってくる部分もあるので、非常に責任の大きな仕事です。

次項より、代表的な「エレベーター、消防、キュービクル、受水槽」といった設備の管理業務について、それぞれ説明したいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.エレベーター保守点検とは?

エレベーターに不具合が生じた場合、人命に関わるような事故が発生する恐れがあります。

例を上げると、電気系統の不具合で扉の開閉装置が故障する事による「閉じ込め事故」や、巻上機ブレーキの制御不具合による「段差の発生・転倒事故」などです。

エレベーターの各部品も消耗品である為、使用していると各部品の摩耗や劣化、破損により性能が低下していきます。また定期的な点検を怠った場合、各部品の寿命が短くなり、通常よりも早く交換する必要が発生する事もあります。

豊和開発ではエレベーター保守点検業務を行っておりますが、各施設に専門技術者が訪問し、使用頻度に応じて異常が無いかどうかを調べる事で、エレベーターの適切な維持管理が出来るように努めています。

またエレベーターには、約6ヶ月~1年毎に国土交通大臣が定める基準に適合しているかどうかを調べ、特定行政庁へ報告書を提出する「定期検査」を行う必要があります。

2.消防用設備点検

各施設に設置されている消防用の設備というものは、万が一火災が発生してしまった時、建物内の人々に火災発生を知らせ、または消火し、避難の助けとなるために設置されています。

消火器・スプリンクラー設備・自動火災報知設備・誘導灯などといった消防用設備について、火災時に正常に作動しないような事態が起こってしまったら、最悪の場合人命に関わります。

そうならない為にも定期的に点検し、1年に1度管轄する消防署へ報告する必要があります。

火災による被害を最小限にするためにも、定期的に点検し、正常に機能するよう努めなければなりません。

3.キュービクル(高圧受電) 設備点検

50kW以上の多くの電力を必要とする施設や工場、病院、オフィスビル、ホテルなどでは、キュービクル(高圧受電設備)を設置しています。

このキュービクル(高圧受電設備)は、良好な状態を維持するために毎月1回の月次点検と、毎年1回の年次点検を行う事が法令により義務付けられております。

点検を怠った場合、機器の絶縁不良に気が付かず施設内の全停電、場合によっては近隣一体の停電に至るケースが発生します。
停電が近隣に及ぶ場合には、施設の停電による営業損失のみならず、近隣施設や病院、ビル、工場、事業所等への多額の損害賠償が発生する可能性もありますので、保守点検が非常に大事であると言えます。

また、キュービクルを設置している施設は電気主任技術者による保安点検を行う事が電気事業法で定められております。

4.受水槽設備点検

建築物により、受水槽の設置が必要となる場合があります。
例を挙げると、「地上3階以上に給水する建築物」や「緊急避難場所に指定されている公共施設等の建築物」等が該当します。

受水槽は、水道法の適用を受けるものがあります。
大きさによりますが、10㎥以上(約10トン)の有効容量を持つ受水槽については水道法により、「毎年1回以上の清掃と水質検査」を行うよう法的に義務付けられています。
水質検査の内容は何十項目と多岐にわたりますが、過去の検査結果より「水質変化が大きくない」と認められた場合、検査対象年度を省略していく事が出来ます。

大切な生活水を衛生的に保つために、受水槽内の清掃及び水質検査は必須です。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?
施設管理業務を自ら行うとなると、各業務においてそれぞれ専門的な知識を持ち、資格を取得して作業を実施しなければならない為、ほぼ不可能ではないかと思われます。

弊社は自社施工・設計に携わった施設はもちろん、他の各種施設につきましても、面倒な管理業務を行う事でスムーズに施設運営いただけるようサポートしております。
 
皆様の「大切な財産である、施設の付加価値を高める」ことを意識し、建物の安全・維持・快適環境を提案し、その施設の価値を最大限に維持する為に、「エレベーター」「消防機器」「キュービクル」「受水槽」などの各設備を中心に最善の対応ができる体制を整えております。

全てにおいて安心してお任せいただけるパートナーを目指し、日々努力しておりますので施設管理について是非一度、ご相談だけでもお聞かせ願えればと思います。

【建築管理部 小早川】