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2023/08/05 |  社員ブログ

障がい者支援施設について

豊和開発株式会社設計監理部に所属している長浜と申します。
設計職の皆さんの中には、様々な施設設計に携わる中で、障がい者支援施設の設計について頭を悩ませた事はありませんでしょうか?

 

実は近年、障がい者の数は年々上昇傾向にあり、障がい者支援施設のニーズが高まってきているそうです。
弊社では、介護施設や保育施設といった福祉施設の他、クリニックや調剤薬局などの医療施設、ドラッグストアや飲食店を含む商業施設など幅広い領域で施設設計を行っておりますが、近年障がい者支援施設の設計にも力を入れております。

 

今回はそんな障がい者支援施設の設計について本記事でご紹介させて頂きたいと思います。

- 目次 -
CONTENTS

1.障がい者支援施設とは

障がい者支援施設とは、「知的障害」や「精神障害」、「身体障害」などがあり、
いくら健康な方であったとしても、事故や病気などで突然、障がい者となりこれまで通りの暮らし方ができなくなるケースもありえます。

 

障害者支援施設は、そういった障害者の方のうち、常時介護(入浴や食事などの自活生活が出来ない方への介護)を要する人で18歳以上の方を対象とした入居型の施設です。
また、日中の生活介護とあわせて夜間におけるサービス(入浴、排泄)も提供しているので、障害者の方の日常生活をトータルでサポートしてくれるのが障がい者支援施設です。

特に近年は、高齢者の障がい者数が増加の傾向にあり、障がい者支援施設の需要が高まっていると言われています。

今後、障がい者施設の設計・施工は数多く増えていくと思われます。

2.障害者支援施設・事業所の種類について

障害者支援施設・事業所は、障害者を支援の対象者として、様々なサービス種別【居宅介護(ホームヘルプ)・重度訪問介護・同行援護・行動援護・重度障害者等包括支援・短所入所(ショートステイ)・療養介護・生活介護・施設入所支援】があります。

 

それぞれのサービスを説明しますと

・居宅介護(ホームヘルプ)  自宅で入浴・排泄、食事の介護などを提供し、サービスを提要する施設は、不要です
・重度訪問介護  重度の肢体不自由者もしくは重度の知的障害者/精神障害によって行動上著しい困難があり、常に介護を必要とする人に自宅で自宅で入浴・排泄、食事の介護を提供します。
・同行援護  視覚障害の方で、移動に著しい困難があり、外出時に、必要な情報提供や介護を提供します。
・行動援護  自己判断能力が制限されている人で、なんらかの行動をするときに、危険を回避するために必要な支援・外出支援サービスを提供します。
・重度障害者等包括支援  介護の必要性が非常に高い方に、居宅介護を含めた複数のサービスを包括的に提供します。
・短所入所(ショートステイ)  自宅で介護する人が病気の場合など、短期間・夜間も含めて、入浴・排泄、食事の介護などのサービスを提供します。
・療養介護  医療と常時介護を必要等する人に、医療機関での機能訓練や、療養上の管理・看護・介護・日常生活のお世話を含めたサービスを提供します。
・生活介護  常に介護を必要とする方に対し、昼間、入浴・排泄・食事の介護などのサービスを提供するとともに、創作的活動もしくは生産活動の機会を提供します。
・施設入所支援  入所する利用者に対し、夜間や休日、入浴・排泄・食事の介護などのサービスをして。暮らしの場を提供します。

 

以上がそれぞれの障がい者の方の利用形態によりサービスが異なってきます。

3.障がい者グループホームの設計

弊社では、近年立て続けに障がい者向けグループホームの設計・施工に携わらせて頂きました。
そんな障がい者グループホームの設計の経験を通じて
障がい者グループホームのプランニングで気を付けたことや気づいた事を
紹介したいと思います。

 

障がい者向けグループホームはまず運営するにあたって必要とされる基準を満たしていなければいけません。
【居室面積の7.43㎡の確保・ユニット毎に、居間、食堂、トイレ、風呂、洗面所、台所】など、必要とされる基準を満たした上で、グループホームの安全に配慮した設計を行わないといけません。
【転倒を想定した床材はクッションフロアーでの検討・トイレや風呂、居間、食堂の動線の検討・入居者の見守りを行いやすいスタッフの動線の検討】
プランニング以外にも入居者様が快適に過ごしやすい空間にする為、
各設備関係や内装、外装のカラースキムの検討など、数多くの事を
把握し設計しないといけません。障がい者グループホームは、必要なサポートを受けながら、数人の仲間と一緒に暮らす「住まい」で、「入所施設」とは違うと感じました。

 

施設を設計しているのではなく、地域で暮らすための「かけがえのない住まい」を意識して、家庭的な雰囲気で暮らせる住まいを意識して、外装選定や内装選定をしました。

4.まとめ

色んな用途の設計を行い、各用途での求めるもの工夫しないといけない箇所など一つの物件が竣工を迎えた後は
達成感やよい経験を積むことが出来ました。

ですが、まだまだ至らぬ点もあり、建築の納まりや建物のデザイン等でよく苦労しますが、日々学び新しい分野に挑戦する向上心を忘れず、発注者様の要望を実現する力、法令遵守はもちろん、社会に必要とされる建物を設計する建築士になれるよう、努力してまいります。