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2023/07/28 |  社員ブログ

土地活用の用途とそれぞれに向いた土地について

 こんにちは。豊和開発株式会社の宮と申します。弊社は、土地の有効活用提案を通して建物の設計・施工を行っております。弊社が提案する土地活用の用途は多岐にわたります。一番得意としている用途は介護施設や保育施設といった福祉施設ですが、他にも医療施設や商業施設などの提案も行っております。本コラムでは、弊社が提案を行っている土地活用の用途別にそれぞれの施設がどういった土地に向いているのかをお話していきます。

- 目次 -
CONTENTS

1.介護施設向けの土地とは

 一言で介護施設といっても多くの種類があり、それぞれの種類で適した土地というのは変わります。必要な敷地面積も施設の種類によって変わり、数十坪で十分な施設から1000坪以上必要な施設など様々です。デイサービスは数十坪から提案可能で、ナーシングホーム、グループホームは120坪程度から。住宅型有料老人ホームは室数にもよりますが200坪程度は必要ですが、土地によっては100坪強でも建築可能なケースもあります。特別養護老人ホームとなると700坪以上は必要です。また、特別養護老人ホームやグループホーム等の介護施設は公募事業となり、行政からの許可がなければ運営する事ができない施設です。公募事業の施設はどこにでも作れるわけではなく、各行政が募集したエリアでのみ新しく作る事ができます。また、行政によっては募集をしていないところもあります。行政が募集をしている場所はその施設が足りていない=ニーズが高い施設という事でもありますので、土地活用を行うにはうってつけと言えます。また、介護施設は不特定多数の人が出入りする施設では無い為、駅からある程度離れていても問題はありません。避けられる立地特性としてお墓の近くや、入居者が音にびっくりしてしまうかもしれないので消防署の近くなどはあまり好まれない傾向にあります。土地活用の取り組み形態としては地主様に建物を建築して頂く建貸(たてがし)がほとんどになります。

2.保育施設向けの土地とは

 次に保育施設ですが、こちらも介護施設の同様にほとんどが公募事業になります。待機児童が多いなど、保育所が足りていない地域で募集がされます。ただ、待機児童が問題視されるようになって以降、保育所整備が進んだこともあり、近年では限られた地域でのみ募集となっています。保育所に必要な土地の敷地面積は100坪程からとなっており、規模の大きい認定こども園となると250坪以上は必要です。また、近くに保育所が多くあり、ニーズが低いと思われる場所や、車通りが多い道などは事故の危険性があり、運営者からは避けられる傾向にあります。土地活用の取り組み形態としては、地主様から事業者様に土地を貸し出すだけの借地(しゃくち)がほとんどです。

3.医療施設向けの土地とは

 医療施設では一番に視認性が重要視されています。駅前や幹線道路沿いなど人通りが多く、人目につきやすい場所が好まれます。他にもスーパーなどの商業施設が近くにあると買い物ついでに受診するといった集客が見込めることもあり、商業施設の近くも医療施設向けの土地といえます。
 また、近くに競合する診療科目の有無を調べる診療圏も重要になってきます。駅前や幹線道路沿いであったとしても同じ診療科目が多ければニーズが低く集客はなかなか見込めません。加えてドクター自身が、その物件で好むかどうかなどの判断もある為、越えるべきハードルは多々あります。土地活用の取り組み形態としては建貸と借地どちらもありますが、開業するドクター側の希望に沿うケースが多いです。

4.商業施設向けの土地とは

 最後に商業施設での活用に向く土地についてです。商業施設は医療施設同様に人通りが多く視認性が高い立地が好まれます。駅前や幹線道路沿いに出店する事がほとんどです。必要な敷地は出店業種によって大きく違います。数十坪でも出店できる物から5000坪以上は必要なものまで様々です。駅前であればビルインタイプなど比較的小さな敷地でも出店を希望する運営者が多いですが、幹線道路沿いは来客用の駐車場を必要とする場合がほとんどですので、比較的大きい敷地が必要になってきます。また、既存店や同業他社との兼ね合いもあります。土地活用の取り組み形態としては建貸、借地など借手運営者によって様々です。

5.まとめ

 今回は土地活用の用途とそれぞれに向いた土地についてお話をさせて頂きました。今回ご紹介した用途以外にも倉庫や駐車場での活用提案などもご提案しております。ご所有のお土地が何に一番向いているのかを判断した上で、今回ご紹介した以外にも豊富なメニューから土地のポテンシャルを最大限に引き出すご提案が弊社の一番の強みです。ご所有地の現状に不満がある。将来的に土地活用を考えているが何にしようか決めかねている。現状には満足しているが、今よりいい活用方法があるのであれば聞いてみたい。そういったお悩みをお持ちであればぜひとも弊社にご相談下さい。地主様の希望に沿った形でどういった活用方法が最適なのかをお話させて頂きます。
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【営業本部 宮】