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2020/11/06 |  社員ブログ

介護施設の建築工事について~第2部~

こんにちは。建築管理部の沖見です。
今回は、2020年4月10日の投稿にてご紹介した「かんたき」という略称で呼ばれる「看護小規模多機能型居宅介護」という種類の堺市の介護施設の新築工事についての工事の続きをご紹介させていただきます。
前回は、木造建築物の基礎を造るまでの工程でしたが、今回は床組から上棟までの工程になります。

- 目次 -
CONTENTS

1.床組み

基礎工事が完了すれば、工場で建物に合わせてカットした木材を搬入し、大工さんの手によって施される「木工事」に移ります。木工事の最初として、土台敷きという、基礎の上に土台と呼ばれる木材を組んでいく工事を行います。
その後、大引き、根太と呼ばれる部材を組み込んでいきます。その上に合板と呼ばれる板を写真のように敷き詰めます。日常生活の中で、皆さんが歩いているのはこの合板に床材を貼った状態の上ということになります。根太でこの合板に伝わってくる重みを支え、大引きで根太を支えています。
建物完成後、人が歩く際に床鳴りや過度な軋みが起きないように、この時点から建築管理部としても細心の注意を払う必要があります。

2.柱組み

その後、上に向かって建物の骨組みを組み立てていく建方に移ります。
工場でミリ単位でカットした木材を、指定された位置に設置していきます。床から垂直に組んだ木材を柱と言います。柱を組んだ後、水平方向にも木材を組み立てていきます。水平方向に組む木材をその木材の役割や場所によって梁、桁、胴差と呼びます。
さらに屋根材を組むために、建物の上部に組み込む木材を母屋、垂木、棟木と呼びます。
写真は1階部分の柱を設置した状態です。

3.建方完了

こちらの写真は1階部分の木材の組立てが完了した写真です。
柱と柱の間にクロスして木材が入っているのがわかると思います。この木材は筋交いといって建物の耐震性を保つために非常に重要な役割を果たします。
そのため、設計段階で建物の耐震性を保つための構造計算に基づき、設置する箇所が決まっており、筋交いと柱の接合部分は金物でしっかりと固定し、地震時に筋交いが外れないようにしております。
木造建築物であれば図面通りに筋交が設置されているのか確認申請機関による検査を行います。
この検査に合格しなければこの先の工事に移ることができません。

4.上棟

建方が完了し、棟木と呼ばれる建物の一番高い所の木材が設置されれば上棟となります。
ここまでくれば建物の全体像が見えるようになり、建物の迫力も感じることができます。
この写真は建物内部の1階部分から上部を写したものです。まだ、階段が設置されていないため、吹き抜けのような状態で、1階からでも棟木まで見渡すことができます。ここまで工程が進めば、内部からでも建物の大きさ、迫力を感じることができます。
今回のご紹介はここまでになります。木造建築物にとって非常に大事な骨組みの部分の工事をご紹介させていただきました。
次回は、屋根工事、外壁工事、内装工事など、建物の仕上げに係ってくる工事のご紹介をさせていただきます。