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2025/07/18 |  社員ブログ

「土地の未来に福祉を重ねる――新卒営業が見た“活用”の現場」

皆さま、はじめまして。
私は2025年春に新卒で入社し、現在、営業職として働いている高石と申します。入社からまだ3ヶ月の駆け出しではありますが、日々現場で学びながら、土地活用という奥深い仕事に取り組んでいます。

- 目次 -
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1.私がこの仕事を選んだ理由

学生時代、私は漠然と「社会に役立つ仕事がしたい」という想いを持っていました。人の暮らしに関わりながら、自分自身も成長できる環境を探している中で、今の会社と出会いました。当社の仕事は、土地を持つ地主様と、福祉や医療、保育といった事業者様をつなぎ、地域に必要な施設をつくること。建物を建てて終わりではなく、その後に続く「人の営み」や「地域への貢献」まで見据えた提案に魅力を感じ、入社を決意しました。

 

営業というと、物やサービスを売るイメージを持たれるかもしれませんが、私たちの営業は“企画”や“街づくり”に近い感覚です。地主様の大切な土地をどう生かすか、誰にどう使ってもらうか。その一つひとつに、正解はありません。だからこそ、丁寧に話を聞き、共に考えることが重要になります。

2.土地活用営業の仕事とは?

私たちが取り組んでいる土地活用とは、単に建物を建てるという話ではありません。土地がどのような場所にあり、地域にどんなニーズがあるのか。法律上の制限は?周辺環境は?地主様が大切にされてきた背景は?――こうした情報を一つずつ整理し、最適な活用方法を導き出す仕事です。

 

現在、私が特に関わっているのは「認可保育所」と「遊休地のテナント付け」です。たとえば、ある地主様が所有されている土地が長年空き地となっていた場合、ただ「何か建てましょう」と提案するのではなく、その地域に必要とされている機能を見極めた上で、福祉事業者様や保育事業者様と連携を取っていきます。

 

ある地域では、子育て世代の人口に対して、保育施設が足りていませんでした。そこで、私たちは地主様へ認可保育所の誘致計画をご提案。保育事業者様との連携、行政との調整や補助金制度の確認も含めて、ワンストップでサポートを行っています。
こうしたプロセスは、一朝一夕では進みません。時間をかけて信頼関係を築き、「この土地なら任せたい」と思っていただけるようになることが何より大切です。地道な仕事の積み重ねが、やがて地域に必要とされる施設となって形になる――その過程に営業として関われることは、大きなやりがいです。

3.現場で学んだこと、感じたこと

入社からの3ヶ月間、私はとにかく“現場で学ぶ”日々を過ごしてきました。最初は専門用語に戸惑い、資料作成に何時間もかかることもありました。ですが、先輩社員に同行して地主様や福祉事業者様とお話しするうちに、徐々に「この仕事の本質」が見えてきた気がします。

 

特に印象に残っているのは、住宅型有料老人ホームを運営する事業者様との打ち合わせに同行した時のことです。その事業者様は、地域に密着した体制を大切にしながら、高齢者の方が安心して生活できる施設づくりに取り組んでおられました。
その言葉を聞いて、施設は単なる“建物”ではなく、“人の居場所”であることを実感しました。営業という立場ではありますが、こうした想いを理解し、地主様にしっかりとお伝えする役割を担う責任の大きさを感じた場面でした。

 

私たちの提案が地域に根付き、誰かの暮らしを支える場所になる――その実感が、この仕事の魅力であり、自分自身の成長にもつながっていると感じています。

4.これからの私と、地主の皆さまへ伝えたいこと

私はまだ新人で、地主様にお伝えできることは限られているかもしれません。ですが、その分、お一人おひとりと丁寧に向き合い、しっかりとお話を伺うことを大切にしています。「こんな相談でもいいのかな?」と思われるようなことでも、遠慮なくお声がけいただけるとうれしいです。

 

土地を持つということは、将来に対する責任を持つことでもあると思います。相続、固定資産税、空き地問題、近隣住民との関係性……。課題は多岐にわたりますが、そのすべてに一つずつ丁寧に向き合い、解決の糸口を一緒に見つけていくのが、私たち営業の仕事です。
また、福祉施設や保育所といった“社会的インフラ”は、地域から必要とされている一方で、誘致や建設にあたっては多くの調整や課題も伴います。そうした部分も、専門部署やパートナー企業と連携しながら、最後まで責任をもってサポートさせていただきます。
これからも、地主様、事業者様、そして地域の方々をつなぐ架け橋として、少しずつ経験を積み重ね、信頼される営業マンになっていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「この土地、どうしたらいいんだろう?」とお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。
私たちが大切にしているのは、土地の“価値”だけでなく、そこにある“未来”です。