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2023/09/16 |  社員ブログ

住宅型有料老人ホームとは

こんにちは。豊和開発株式会社 営業本部の下元です。今回のコラムは「住宅型有料老人ホームの有効活用」をテーマにお話させて頂きます。

介護施設にも様々な種類がありますが、住宅型有料老人ホームとは要介護度が低く比較的自立した生活を送れる高齢者向けに、生活支援サービスが付いた居住施設のことです。生活支援サービスとは、食事の提供や洗濯・清掃・見守り・生活相談などを指します。介護が必要であれば、外部の介護サービスを利用する事も出来ます。
入所条件として住宅型有料老人ホームのほとんどが、入居条件として60歳以上などの年齢制限を設けていますが、施設と入居希望者の状況によっては、60歳以下でも入居できる場合もあります。

次に入居難易度についてですが、住宅型有料老人ホームは比較的低めです。
費用面では、住宅型は施設ごとに価格に差があるので、それぞれの金銭事情に合った施設を選択しやすいという特徴があります。

住宅型有料老人ホームは高齢者用の賃貸住宅ですが、介護保険制度の中では「自宅」とみなされるため、介護の担当者(ケアマネジャー)を通じて、必要な居宅サービスを組み合わせて利用することができます。また住宅型有料老人ホームを運営する為に必要な事として自治体への運営届けだけで開業できるため、老人ホーム全体の半数以上を占めており、高齢化社会を支える大事な役目を果たしています。

- 目次 -
CONTENTS

1.住宅型有料老人ホームが必要な理由

昨今は高齢化社会が進んでおり、高齢者割合が2012年では65歳以上1人に対して20歳~64歳が2.4人いたのに対して、2025年になると65歳以上1人に対して20歳~64歳が1.2人と65歳以上の方をほぼ1人で支えていく世の中になっていく事が、データでわかっています。

介護施設は年々増えていますが、まだまだ足りていないのが現状です。
また、2060年には日本の人口は2010年の3分の2程度になりますが、高齢者数は増え続ける見通しとなっています。2025年には3,657万人となり、19年後の2042年にはピークを迎える予測(3,878万人)があるので、まだまだ需要はあります。たた日本の人口は出生率が低迷しているのもあり年々、総人口は減ってきているので、外国人労働者を採用する企業も増えつつありますが、それでも働き手の不足が深刻化しています。

近年では医療レベルも上がり平均寿命が男性81歳、女性87歳と長寿の国になってきており、75歳以上の人の多くは健康寿命を超えて要介護状態になるため、介護サービスの利用者が増えることは容易に想像できます。
介護事業者様の予想では団塊ジュニア世代の方々が10数年後には介護施設に入所してきますので介護施設の需要は高いとの事です。
ただ介護施設の契約期間として多いのが30年程度の契約をさせて頂く事が多いので、新規で介護施設が建つのもここ数年である程度は落ち着く事が予想されます。

2.住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット

住宅型有料老人ホームでの活用をするにあたってメリットとしては賃貸マンションと違って一棟借り上げになるので、入居率にかかわらず家賃の変動が無く契約期間満了まで賃料が保障されている点です。

 

基本的には介護事業者は部屋数は多ければ多いほど良いと言われるケースがほとんどですので、相続税対策で多額の投資を希望される方は部屋数を増やしての提案が可能です。また賃貸マンションでの活用は集客の為に、修繕や修理を建物オーナーである地主様に負担して貰っているケースがほとんどですが、介護施設の場合は30年間一括借り上げになるので集客目的での必要以上の修繕や修理を行う必要はありませんし、管理はほぼ介護事業者が行うので、賃貸マンションと違って管理料を支払う必要もありません。デメリットをあげるとすると、介護施設は長期契約になるので自由に土地を動かせなくなる点があげられます。

3.当社が提案する住宅型有料老人ホーム

当社では主に介護施設や保育施設、医療施設などの福祉施設の有効活用提案をさせて頂いています。地主様の活用理由としては相続税対策や収益性の向上、地域貢献など様々な理由がありますが、介護施設での活用としては地主様に建物(介護施設)を建てて頂く「建貸し」での話が基本です。今回の住宅型有料老人ホームは商業施設や賃貸マンションと違ってそこまで駅近である必要はありません。介護事業者様は基本的に既存施設の近くを希望されます。理由としては職員との連携が取れる事によって何かあった際に職員がヘルプに入る事ができるからだそうです。

また当社の設計士が土地の形や大きさに合わせた効率のいい間取りで設計を行いますので、残地での駐車場経営や介護施設以外の施設提案を合わせて提案するケースもあります。土地の持っているポテンシャルを最大限活かすことができる様に提案させていただいています。

4.まとめ

今回は住宅型有料老人ホームについて書かせていただきました。
私たちは、用途地域はもちろん、土地の形や、立地、所有者様の要望によって適切な提案を検討しながら、最適なプランを練り上げます。

自分の土地が何に向いているのかわからない場合や土地活用に関するご相談があれば、提案までは全て無料でさせて頂いています。少しでもご興味が湧いた方は、本コラム記事の下側に問い合わせフォームが記載されていますので、是非当社までご相談下さいませ!