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2026/09/11 |  社員ブログ

駐車場経営は今後どうなる?

営業本部の藤木です。                                                           最近、駐車場として土地活用をする方が増えているため、そのメリットや注意点について調べてみました。                                                                                     近年、日本の駐車場ビジネスは大きな転換期を迎えています。都市部を中心としたコインパーキングの増加により、国内の時間貸し駐車場(車室数)は約160万車室規模へと拡大しました。さらに、賃貸住宅の付帯設備や地主の土地活用として親しまれている月極駐車場のストック数は全国で約4,870万台分にものぼり、日本の自動車社会を支える巨大なインフラとなっています。

- 目次 -
CONTENTS

1.駐車場経営のメリット

駐車場経営は、限られた土地を有効活用して安定した収入を得るための非常に有力な手段です。その主なメリットは大きく分けて4つあります。1つ目は、初期費用や維持管理コストが非常に低いことです。アパートやマンションを建築する場合、数千万円から数億円の巨額な資金が必要ですが、駐車場であればアスファルト舗装や精算機の設置、あるいは砂利敷きだけでも開業できるため、少ない自己資金で手軽にスタートできます。2つ目は、狭小地や変形地でも始められることです。住宅を建てるのが難しい狭い土地や、歪な形をした土地であっても、車1台分のスペースさえあれば駐車場として十分に機能させられます。3つ目は、転用や撤去が極めて容易であることです。将来的に土地を売りたくなった場合や、別の建物を作りたくなった場合でも、アスファルトや精算機を撤去するだけなので、短期間かつ低コストで更地に戻せます。借地権などのトラブルに発展するリスクもほぼありません。4つ目は、管理の手間がかからないことです。管理会社に一括して運営を委託する「一括借り上げ(サブリース)」方式を選べば、清掃やトラブル対応、集金などの業務をすべて任せながら、毎月一定の賃料収入を確実に得ることができます。このように、駐車場経営は「低リスク」「高柔軟性」「手軽さ」を兼ね備えた、初心者にもおすすめの土地活用法です。

2.駐車場経営のデメリット

駐車場経営には、事前に把握しておくべき重要なデメリットやリスクがいくつか存在します。 主な問題点として、土地の税制上の優遇措置が少ないことが挙げられます。アパートやマンションを建てた土地は「小規模住宅用地」の特例により固定資産税が最大6分の1に減額されますが、駐車場にはこの特例が適用されないため、税負担が重くなります。次に、土地の活用効率(収益性)が低い点です。平面駐車場の場合、上に空間が広がっているにもかかわらず1層しか利用できないため、建物賃貸に比べて面積あたりの賃料収入が少なくなります。大きく稼ぐビジネスではなく、ローリスク・ローリターンな性質を持っています。また、競合や周辺環境の変化に影響されやすいリスクもあります。近隣に大手のコインパーキングや、より料金の安い駐車場ができると、即座に稼働率が低下します。さらに、管理の手間やトラブルへの対応も必要です。無断駐車や放置車両、車同士の接触事故、夜間の騒音やゴミのポイ捨てといった問題が発生しやすく、近隣住民からの苦情対応や看守の手間、または管理会社への委託コスト(売上の数〜数十%)が発生します。

3.駐車場経営の将来

日本の人口減少と少子高齢化は、国内の自動車保有台数の減少に直結し、従来の「車を停めるだけ」の駐車場経営に大きな転換を迫っています。しかし、この変化はピンチであると同時に、新たなビジネスチャンスへの入り口でもあります。今後、駐車場経営を維持・発展させる鍵となるのが、電気自動車(EV)普及への対応です。政府が推進する電動化シフトに伴い、充電スタンドが設置された駐車場の需要は急速に高まっています。単なる保管場所から「エネルギー補給のインフラ」へと役割をアップデートすることで、他社との強力な差別化を図り、充電料金による新たな収益源を確保できます。さらに、カーシェアリングのステーション化や、自動運転車を見据えたMaaS(マース)の拠点としての活用など、土地の多機能化が求められます。これからの時代、人口減少による稼働率低下を補うためには、時代のニーズを捉えた設備投資と柔軟なスペース活用が不可欠です。次世代のモビリティ社会を見据え、社会インフラとしての価値を高める戦略的な舵取りが、長期的な安定経営を実現するでしょう。                                                                   これまでの駐車場経営のあり方を見直すべき時代が、すぐそこまで来ているようです。

4.土地活用を検討してみては

駐車場経営を続けている方こそ、一度「この土地には他にどんな活用方法があるのか」を考えてみてはいかがでしょうか。土地活用には、賃貸住宅、店舗、事業用定期借地、福祉施設、保育所など、立地や地域の需要に応じてさまざまな選択肢があります。建物を自ら所有して運営する方法だけでなく、土地を事業者へ貸し出し、長期的な賃料収入を得る方法もあります。特に、管理や運営の負担をできるだけ減らしたい場合は、土地を貸す活用方法が選択肢になることがあります。大切なのは、「駐車場が今いくら稼いでいるか」だけで決めるのではなく、維持費や管理費、将来の修繕、空車リスク、土地の価値などを含めて比較することです。複数の活用方法を比べることで、今まで気付かなかった土地の可能性が見えてくるかもしれません。まずは専門家に相談し、現在の駐車場経営と他の土地活用を数字で比較してみることから始めてみましょう。