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2025/06/06 |  社員ブログ

設計を志して

私は豊和開発株式会社の設計監理部の一員としてがんばっております。今回は仕事としての建築設計について考えてみたいと思います。
建築設計は各分野に細分化されており、その主な種類は、意匠設計、構造設計、設備設計の3つです。意匠設計は建物の外観や内観、間取りなどのデザインを決定します。構造設計は建物の強度や安全性、地震対策などを考慮した設計を行います。設備設計は、建物に必要な電気、給排水、空調などの設備を設計します。いよいよ自分がやりたい設計はどの分野なのか、決めなくてはならない時が来とするなら・・・
その時までに次のような整理をしておきましょう。

- 目次 -
CONTENTS

1.建築設計の種類

意匠設計
建築物の外観や内観、間取り、空間の構成、建具や内装のデザインなど、建築物の美的要素と機能性を設計します。

 

構造設計
建築物の安全性と耐久性を確保するために、材料の選定、構造計算、地震対策などを設計します。

 

設備設計
建物に必要な電気、給排水、空調、換気、照明、音響などの設備を設計します。

 

建築設計は、これらの3つの設計が連携して行われることが多いです。
建築設計の仕事は、建築士の資格を持つ者が行うことが多いですが、スタッフとして建築設計に従事する場合、必ずしも建築士の資格は必要ありません。建築設計は、建築物に対するニーズや要望に応じた設計を行います。建築設計には、法規制や安全基準、環境への配慮などが考慮されています。

2.建築設計のグラウンド

一言で建築設計と言ってもそのグラウンドは様々で、建築設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカー、地方自治体の都市計画・建築部門、不動産会社、住宅関連設備メーカーなど多岐にわたります。建築士は、これらの様々な場所で、建物の設計・施工管理、都市計画、住宅の企画・設計、又それに関連する範囲の業務を行います。

 

 

具体的な活躍場所と業務内容:
まず当たり前ですが、いの一番に

建築設計事務所

様々な建築物の設計、施工監理、設計図書の作成など、建築物の設計全般を担いますが又、その形態によって大きく分けるとすると、次のようになります。

 

1.大手設計事務所
業務が細分化されそれぞれのポジションで分業化して設計を行います。

 

2.個人設計事務所
 少人数の為、全般の業務を一人でやる事が多いと思われます。

 

3.  〃  (作家・アトリエ)
 個人であっても主催者の個性が光っているので働く人も依頼する人も、その信奉者が多く集まります。

 

4.ゼネコン
自社で設計部門を持っている会社で、建築工事まで、設計施工のすべてを一括して請け負います。

 

5.ハウスメーカー
住宅の企画、設計、販売までを行います。独自の規格を持ち、住宅の設計・開発に携わります。

 

6.自治体の都市計画・建築部門
行政として、公共の都市計画、建築物の審査、管理、建築基準法の適用など、都市の空間計画に関わる業務を行います。

 

7.不動産開発会社
土地の活用や建物の企画、調査、コンサルティング、マスタープランの作成など、不動産の開発に関わる業務を行います。

 

8.住宅関連設備メーカー
住宅用の設備機器や建材の設計・開発、製造、販売を行います。

 

9.その他
インテリアデザイン事務所や店舗企画、家具メーカーなど、デザインに特化した企業、公務員、大学や専門学校などで指導的な立場で活躍する研究者など、様々なポジションもあります。

 

 

弊社は【土地の有効活用】をキーワードに、介護・福祉を得意とした開発・設計・施工をおこなっている
企業体ですので、上記のカテゴリーには当てはまり難い、特殊なビジネスモデルと言えるかも知れませんね。

3.活躍場所を選ぶポイント

自分が何に重きを置いて社会のお役に立ち、自分の力を発揮したいのかを良く考えてみましょう。

 

自分の興味や得意な分野を整理する
自分はがぜんデザインを追求したい、新しいデザインを作り上げたいと思うなら意匠設計、ち密な計算や裏付けを得意とするなら構造設計、自然環境やライフラインが重要かつ不可欠なライフラインなどを追及したいと思うなら設備設計など、設計の種類や専門分野によって、活躍できる場所は異なります。

 

仕事のやりがいから考える
建築物をプランから建物が出来上がるまで見届けたいのか、大規模なプロジェクトに携わり、その中のパートを深く追求したいのか、顧客と直接コミュニケーションをとり、お客様と二人三脚でものづくりがしたいのか、仕事のやりがいは様々です。やはり自分に合った職場を選ぶことが重要です。

 

働き方から考える
組織設計事務所、アトリエ系設計事務所、ゼネコンなど、働き方のスタイルも様々ですのでよく研究して方向を決めましょう。
給与や福利厚生から考える
建築設計事務所は、給与はそれほど高くない傾向だとおもわれますが様々な業態にチャレンジできる可能性がありますし、ゼネコンやハウスメーカーは分業体制ですが、その規模のメリットから給与や福利厚生が優遇されている場合もあります。

4.まとめ

以上、いろいろな観点から設計という職業を考えてみましたが、自分がどの分野で活躍したいのか、又、これからの社会に求められているものは何なのか、よく研究し、考え、初めの一歩を踏み出して欲しいと思います。