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2025/02/07 |  社員ブログ

「就職戦線異状なし!」

1991年にこのタイトルで公開された織田裕二さん主演の映画が製作されたころ、新卒学生の就職市場は空前の「売手市場」と言われていました。私が通っていた地方の大学には、毎週末になると、校門の前にバスが横付けされ、2泊3日の、会社説明会(見学)と言うツアーが組まれ、週明けには参加者に内定通知が届くという、自炊生活をしていた学生にとっては、食事にありつけるだけでなく、仕事(就職)まで決まるという時代でした。

 

営業本部の田宮です。今回、営業本部では、自ら、自分たちの仲間探しに乗り出す事になり、年末から採用関連の情報を集めている中で、私なりに26’卒就職戦線について、思うところをお話しさせて頂きます。

- 目次 -
CONTENTS

1.売手市場の終焉

空前の売手市場では、学生1人につき4~6社程度の内定は簡単に取れました。メーカーはもちろん、バブル景気に踊った不動産会社、証券会社、マスコミや広告代理店、まだ「IT」という言葉が生まれる前のコンピューター関連企業などは、面接らしい面接をすることなく、接待に近いような形で学生を確保していました。

 

もちろん、「給与」「待遇」もどんどん向上し、当時の若年層サラリーマンの動向から「ヤンエグ」(重役のように羽振りがいい若者)という言葉が生み出され、そんな先輩たちを見て、学生たちは社会人生活に夢を見ました。

学生の人気は、実際にはコネがないと採用基準が高く、難しい、マスコミや広告代理店、「仕事がきつい」コンピューター関連企業ではなく、文系、理系を問わず、「不動産会社」「証券会社」を志望する者が多く、バブル期は「容易にモノが売れる時代」でしたので、若年層でも高収入を得られました。

しかし、バブル崩壊とともに、新卒採用は、氷河期を迎えました。

2.「第二新卒」の登場

売手市場の中で大手企業は、通常だと基準に満たない学生でも採用して行きます。中小企業においては、大手企業が、高待遇、好条件を出すので、非常に人材確保(特に新卒)が厳しくなります。

バブル崩壊後も、優秀な学生は、大手企業から選ぶので、中小企業では人材不足が続いていました。

 

一方で、業績が下降し、会社経費が削られ、それまでの給与も待遇が維持出来ない事から、多くの転職者が現れ、買い手市場となった中途採用市場で、バブル期にミスマッチな入社をした事から、スキルが伴わず、入社半年から2年位でドロップアウトした若年層が「第二新卒」でした。当時の媒体誌(求人広告雑誌)では、中小企業向けに「第二新卒」をターゲットにした特集が組まれました。

3.26’卒採用戦線

26’卒採用は「間違いなく売手市場」と言われています。実際大手企業が次々と初任給の増額を打ち出し、中には13万円も増額する企業もあるとか。年次昇給が平均4.1%と言われているので、単純に考えても、プロパー10年目の社員と同等額になる計算になります。こういった報道は益々売手市場を増長させます。

私が昨年秋に参加した25’卒採用を目的とした就活イベントでは、求職者の半数以上(肌感覚で、6~7割)が既卒者であり、職歴がない方、職歴2年未満で、在職中もしくは、既に退職している、23~27、28歳位の「第二新卒」でした。

 

バブル崩壊後の転職希望者の転職理由は「会社の評価と自身の待遇とのギャップ」でしたが、今回出会った方々からは、「仕事が合わない」「仕事で身体を壊した」と言ったそもそものミスマッチでの話が多く、実際、探している職種もこれまでのキャリアとは全く別のモノでした。

また高学歴の方が多い事に驚きました。

4.営業課程を専攻する

私は、出会った就活生には、豊和開発の営業は「非常に厳しく、難しい」とした上で、「乗り越えればどこでも通用する」と加え、大学4年間の後に進む、修士課程や博士課程のように、3年間豊和開発で「営業課程」を専攻したと思って挑戦して欲しいと伝えています。もちろん永く勤めて、将来経営参画してもらえるような方を採用したいと言う思いが一番です。

 

営業の仕事は、売るモノは違っても、契約に結びつけるプロセスや、必要なスキルに大きな違いはありません。金額や、その時代の流行によっては、直ぐに結果が出るモノ、中々成果が表れないモノはあると思いますが、商品の説明をし、お客様に選んでもらい、代金を支払って頂くと言う流れは同じです。

 

豊和開発の場合は、概ね1億円以上の買い物をお客様にして頂くので、お客様にとっては、人生で何度も経験する事ではなく、初めての方も多く、また、人生を掛けた挑戦になる方もいらっしゃいます。お客様にとって、人生の岐路での選択を求める仕事。成果の大きさは、責任の大きさでもあり、入社数年で、そんな役割を担える仕事とはなかなか出会えないと思います。

給与や待遇は、結果に付いてきます。若年層のうちから、前線に立てるのも 中小企業で働く魅力のひとつかと思います。

5.地図に新しいランドマークを刻む仕事

豊和開発は土地活用の会社です。でも“土地活用って、具体的にどんな仕事?”と問われると、なかなか伝えるのは難しい。

賃貸マンション、アパート、コインパーキング、コンテナボックス、倉庫etc…これらを提案している会社も土地活用の会社です。土地を扱う会社なので、不動産会社という面もありますが、主たる目的は、設計や建築の仕事を得る営業です。

 

しかし、一般的に“土地活用”の看板を掲げている会社と違うのは、売り込む商品に決まったモノ(カタチ)がない事です。
全く同じものがなく、毎度オリジナルの“only one”の商品を売る営業。自分が提案した建物が、地図の新しい“ランドマーク”になる仕事です。なんかワクワクしませんか?

豊和開発では会社説明会の開催や、就活イベントへの参加も計画していますが、より仕事の実態を理解いただくために、1dayや3dayのインターンも企画しています。これは“ミスマッチ”な採用を防ぐ為でもあります。

6.おススメは、仕事が面白い事。

空前の売手市場の後には、転職ブームが訪れ、中途採用市場は買手市場となりました。
一律に「第二新卒」というと聞こえは良いですが、例え2,3年程度でも、キャリアアップしているのであれば評価されますが、ミスマッチな就職で、ドロップアウトした場合、企業はどうみるでしょう?現状(前職)より高待遇を求めても、現実は厳しいモノだと思います。

 

では、何を基準に仕事選びをすれば良いのか?私はその仕事が「面白い」と思えるかどうかではないかと思います。面白ければ一生懸命になれるし、永く続けられる。もちろん、何が面白いのかは、人、それぞれの価値観によりますが、私は、就活生から豊和開発の何が一番おススメか?と問われたら、「仕事が面白い事」と答えています。

 

今回のコラムを読み、豊和開発での営業課程を専攻したい、私たちと一緒に働いてみたいと感じて頂けたなら、お気軽にお訊ねください。豊和開発の仕事の面白さを目一杯伝え、価値観がマッチングする皆さんと是非一緒に仕事がしたいと思います。(営業本部 田宮)